今日は久し振りにモンスター・ペイシェントが入院してきました。
70近いオバさんでしたが、もう周りの人間達は職種を問わず血圧上がりっぱなしでした。旦那には離縁され、子供達にも縁を切られて流浪の人生を送る孤独な女性ですが、何故そうなったかという理由に関しては理解していないのは多分御本人だけ。
病室に入って来るや否や屁理屈と文句を100連発!
テレビカード買ってこい。胸部写真は撮って良いけど腹部の写真は嫌だ。煎餅とケーキをすぐに食べさせろ。前の病院の飯は不味かったけど、やっぱここのも不味いな〜、とか。あなたには重度の糖尿があるんですが?w
家はある理由で無くしてしまっているので、病院を追い出されれば何処にも行くところがない。しかも、役所の人間はこの患者さんを或る大きな病院から私の病院に送り込んだ後は幾つかの大切な情報を当方には報せていなかったため、ここには書けない追加の被害も蒙りました。
なんちゅうか・・・一言で言えばお役所仕事。
このお役所の仕事をしてくれる担当の方々も、正直言うと大きな当たり外れがあるのです。良く働く方に当たるとものごとは右から左にスイスイと流れます。しかし今回はどうやら外れ。担当者も外れなら患者さんも大外れ。
自分の主張だけ通そうとして周りの迷惑など考えない70近い女性。勿論、その生き方が原因で旦那にも子供達にも捨てられ、いまある臓器のガンも見つかっているのですが、こうやって皆に愛されないまま迷惑がられて病院を転々として亡くなっていくのでしょうか。
怒りを感じつつも、その存在に憐憫の情が少し湧いたのも嘘ではありません。
しかし、本当に疲れました。勿論スタッフも。orz
即退院という形で私の権限でブラックリストに載せることも簡単だったのですが、今回は行き先もないとのことで一日だけは様子を見ることと致しました。どんな親に育てられたんだろうとふと思った午後の私でした。
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