昨日のブログに続いて医療関係のことを書いてしまいますが・・・。
病院に来る患者さんの中には本当に自分の健康や寿命に無頓着な人達がいるのです。そのくせ病院には通院してくるんですから、人間というのはかなり矛盾の塊って事なんですが。それも患者をたくさん見ているといろいろな理由で(一見すると)矛盾(のように見える理由)があるんだなっていうのも次第に理解できてきますので、数回説得した後は敢えてそれ以上は深追いせずに静かに患者さんのデータと症状の観察を続けるようにしております。
今回は病院のある(非医療系)職員の事なんですが、ある検査で背景に何らかの深刻な疾患の存在を疑うデータが出ているのですが、本人にある先生が説明をして、その可能性を指摘してもまさに「他人事、馬耳東風」状態で何の反応もありません。
本人は近々あるある団体での飲み会のほうが大切らしく、「それに出ないことには明日が来ない」というような訳の分からぬ事をのたまいます。そもそもそんな会合に出ている場合じゃない様な数値が出ているし、立って行動をするようなレベルのものではないと思われるのですが、御本人は意に介さず。
自分が倒れるのを知っていて逆に清々しく振る舞う特攻隊員のようです。その数値から予想される疾患を幾つか想像すると、私自身はその後の措置に緊急性の高さが予想されるものばかりなので、逆に焦燥感を覚えるのですが・・・。
医者を選ぶのも寿命ならば、医者の進言に従わないのもまた寿命のようです。
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