2019年8月26日月曜日

犬のウンチ

昨日当直中に病院の周りを歩いていたらもう季節が変わり始めているのを強く感じました。

そもそも、歩いて汗をかくことを期待していたのですが、最初の数キロではうっすらと汗が出るのが感じられただけで、実際にシャツを上から触ってもそれほど汗が明確に確認できるレベルではありませんでした。

その上、歩いていて気付いたのは草むらからリーンリーンと美しく響いてくる秋の虫達の大合唱。明らかにもうそこまで秋がやってきていました。しかも相当な勢いで。
たまたまだったのですが、数日前にも嫁さんから散歩中に見たと言って、完全に青々としていると思っていた桜の木々についている葉っぱが、実は数葉ならず茶色になり始めているという話を聞いたばかりでした。

私自身、そんな空気の中を速歩で歩いていたのですが、暗闇の中に犬を連れて散歩する人影が見えたのです。「お、うちのと一緒のヨーキーか」と思ってみているとどうやらウンチをさせた直後のようで、飼い主さんが犬のウンチをビニール袋に拾っていました。そしてその直後、私は”え?”という光景を見たのでした。

それは私にとって初めての飼い主によるウンチ拭きの儀式。ウンチをした直後に飼い主さんが犬のお尻をゴシゴシと拭いていたのでした。

私の狭い常識や観察の中には飼い犬のウンチの始末を”紙で拭く”という作業で完結させるという話はなかったので、これは小さな驚きでした。しかも、拭かれる方のワンちゃんは慣れたもので、じっと拭かれるまま。きっと生まれたときからのルーチンなんでしょうね。

自分の小さな常識のサイズを、犬のウンチ拭きを通して改めて知った瞬間でした。

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