2019年8月23日金曜日

本が家にあるか?

内科病棟で、小さいお子さんの居る看護師さんからちょこっと”相談?”のようなものを受けました。

中身は実にシンプルかつ普遍的な永遠の質問でして、「どうやったら子供達が本を読むようになるんでしょう」というものでした。

私の場合はどうだったかというのは話しませんでしたが、実際に物心ついたときには周りに大量の本がありました。残念ながら幼稚園の頃までは全く字を教えてもらっていなかったので、一体何が書いてある本なのかは全く訳がわからないまま、その本達を本棚から引っ張り出しては絵や写真が出ているページをめくっては中身を推測するばかり。

それでも、当時幼稚園のときに親父にねだって買ってもらった小学館の昆虫辞典は今でも強烈かつ忘れ得ぬ想い出として残っています。しかし、やっぱり字は読めなかったし親も「小学校に行き出せばすぐに習うから俺達は教えない」という理屈で特に教えてもくれませんでしたので結局小学校に上がるまでは字は読めず。

とは言うものの、本が周りに沢山あってそれを開いて見るということに対して何の抵抗もない子になったのは”多分”確か。

それで、もとの話に戻るのですが、看護師さんに先ず聞いたのは「家に沢山本がありますか?」ということ。すると・・・「数冊、後は漫画」というのでした。orz
正直なところ、それでは子供が本を普通に読む子にはならないでしょうと言うことを率直に申し上げました。

やはり、暴露されている環境はその子の成長にはメチャクチャ重要だと思いますんで、そんな状況では子供さんが本を読む子には育ちません・・・と、残念宣言。
せめて、(買わないにしても)親が本屋に毎週末に連れて行ってあげたり、図書館に一緒に行ってあげるというようなことをしてあげるということが大切なのではないかと言うような事をちょこっと言いました。

反応は「やっぱり親が読まない人だと子もそうですよね」というのが、そのお母さんの返事となりました。やはりそうですよね!w

お母さんがそのシンプルな結論を共に確認してくれただけでも良かったかな?

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