2019年8月11日日曜日

水の事故

全国で水難事故が報告される季節になってきました。

学校が夏休みのこの時期にはどうしてもあってはならない水難事故がぐっと増える印象です。実際に統計的にも一年間に発生する水難事故の5割は6-8月に集中するとのこと。
実際に国土交通省の統計グラフを見てみると、7-8月の水難事故の突出具合は異様なほどですが、水にまつわる人の行動を考えると、当然水遊びに関連した事故となるはずで、その数にも合点がいきます。

実際にグラフを色々と眺めて理解できることの一つに大人と子供を合わせた数での水難事故の数はほぼ毎年、海が全体の半分、そして河川がその半分強という状況みたいなのですが、子供に限って言うとその数は逆転、実際になくなる子が多いのは実は河川で、海の事故は毎年同一レベルからその半分以下ということです。

推測ではありますが、大人の目が行き届いている家族同伴の状況、かつ危険が高いと思われる場所、更にはライフセーバーの待機がある海では万一事故が発生してもそれを監視し、助けに行くシステムが整っているのではないかと考えます。

川に行くと、多くの場合多分ライフセーバーは実際にいませんし、子供達だけで近所の川に言って遊ぶというパターンも当然多いはずですので、そこら辺の差が河川における子供の水難事故の増加という特異な数字に繋がるのではないかと考えます。

私事なのですが、実際に私自身は小学二年生の時に学校のプールの深い場所で授業中に溺れそうになって、たまたま気づいた先生が近くからヒョイと腕を伸ばしてくれなかったらもしかしたら・・・という状況がありました。

水難は本当に他人事ではなく、家の中のお風呂でも起こり得ること、深さ20センチでも亡くなる時は亡くなられます。年代や状況によって事故の様相も変わりますが、決して自分に関係のないことと思わずに予断を持たずに水を楽しむ状況が何時でも大切だと思います。

今年も水遊びに行けそうにありませんが、ニュースを見て他人事ではないなと感じた今日でした。


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