実は親父は80年の生涯において未だに一度も新幹線という乗り物に乗ったことがないという人でした。ですから今回の宮崎からの名古屋訪問においてもわざと新幹線に乗って名古屋までやってくるという選択もあったのですが、問題は宮崎から福岡まで出てくるまでの路線もしくは鹿児島まで出て九州新幹線を乗り継いで名古屋まで来るという方法も話としてはあったのです。
しかし、両親ともに既に80歳で歩くのもそう達者ではない状態ですので、それはそれできっと疲れるだろうと言う推測のもと、やはり名古屋までの移動は飛行機を使い名古屋に来てから私が親父を近隣の新幹線停車駅まで乗せて行って一緒に観光してまた戻ってくるというルート設定をしました。
しかし、名古屋から大阪や京都に行くとしても今時の京都などはきっとごちゃごちゃに混んでいるでしょうから西の方に走るのは止めて、今まで行ったことのない浜松に行って楽器博物館とスズキ歴史博物館に行こうということですぐに具体的移動法を検索して朝の9時半過ぎの新幹線ひかり号に乗車しました。
息子も乗り物好きですので、わざと地下鉄、新幹線、ローカル線というふうに乗り物を乗り継ぐ旅のセットアップをしましたが、名古屋からは30分ほどで浜松まで到着してしまいます。
車中の親父を後ろから見ていると、最初こそ窓の外をキョロキョロ見ていましたが、すぐに頭がカクンカクンとなってしまいどうやら入眠中のご様子。さすが80歳です。w
でもまあ、死ぬ前に新幹線に乗って良かったと言っておりましたし、「後はなんとかリニアに乗ってみたいもんだけど生きとるかな〜」等と言ってましたので、「まあ、開通はすぐやし何とかなるから生きとけば良いョ!俺が乗せたるし。w」等と言っておきました。
浜松では本当にびっくりするくらい充実した展示の楽器博物館を訪れてちょっとしたお土産を買った後、餃子で有名な「福みつ」に行って厚皮で揚げた餃子をぱくつき(私だけビールも飲み)直ぐに浜松駅に戻りローカル線に乗ってスズキ博物館へ移動。
入場してすぐにあるガムランの大展示。美しさに圧倒されます! |
地下一階もいろいろな楽器の展示で溢れかえっています。 特に珍しいピアノ群は見もの。 |
アフリカや東南アジアの楽器展示も充実。 いろいろな楽器の発展・発明の歴史もよくわかります。 |
ニンニクが強いのですがビールに良くあいます! |
やっぱスズキは二輪では強いです。 |
親父も熱心に見入ってました。 |
懐かしの車も当然展示。私が小さい頃はまだ普通に走っていた車です。 |
工場の向かい側にある博物館です。小さいけど中身は充実。 スズキそのものですネ。 |
男たちだけの珍道中。とりあえず何もアクシデントなしで良かったのですが、ツアコンの私は精神的にドッと疲れましたとさ。orz
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