2019年7月14日日曜日

吉本ちょっといろいろ無理しすぎでは?

吉本興業が干された芸人をそろそろ戻そうという画策をしているとネットで囁きが広がっています。正直戻すの早すぎでしょうし、コンプライアンスがどうやって改善されたのか大々的に公表して、それが妥当性があり間違いないものか検証されるまでは再開しないほうが(老婆心ながら)良いと思いますが。

じゃないと、あれだけ人気があったのに未だに何年経とうがネット上で毛嫌いされ、画面に登場する度に押し込み営業をあれこれ言われ、未だに堂々と戻ってこれない淫行芸人や生保芸人達と同じ運命にあうんじゃないでしょうかね。

そもそも漏れ伝わる話では、吉本が芸人からの上がりを掠め盗る比率が異常に高すぎて芸人が飯を食っていけないとの事。結局のところ雇われてその身分を縛られてはいても、芸を売って金を稼いだところでそれを胴元に取られていくような奴隷契約ですから、特に稼ぎの少ない売り出したばかりの若手や、出番の少ないあまり売れない芸人達が飯を食えなくなるのもごく普通のことなんだろうな〜って外の人間である私なんかは推測してしまいます。

雇用者であれば、生きていけるだけの最低限の飯は食えるように保証してやるのが責務というやつではないかと思うんですけど、規則だけは厳しくしといて飯を食うだけの金は渡さないというのは、株式会社や表の世界に看板を掲げている会社の仕事ではないですよね。

ずっと昔から裏の世界と繋がって居るのが芸能の世界とは多くの大人が知ってはいても、それを隠し通せる時代が終わったことに気づけよ・・・って思うんですけど。ネットに疎い上のオッサン達は「大したことない」位に考えてこれからも何度も数年おきにやらかし続けるんでしょうな。

ネットには個人が書き込んだ一言から始まる内情告発が十分に会社の屋台骨を揺るがす核爆弾になり得るというのが今の時代。人の口に戸は立てられません。何かがあるとそれがデジタルデータとして半永久的に残るわけで、ネットの内容や通信の全てが何処かに残っています。何処かに。

昭和の頃のように色々なものが闇鍋のようにゴチャゴチャしていた時代は表も裏も皆わかった上で飲み込んでいました。しかし、今は令和。清濁併せ呑む余地は少なくとも表の舞台からはかなり消えてきています。いわゆるpolitical correctnessに背くものは少なくとも表では生き残れない時代。

それを生きづらいと言うかどうかは別として、その流れが今後も切れることはないでしょう。暴対法が成立した時点で何れこうなることは判っていた筈の吉本興業。もしそう感じていながら今までこんなふうに事態が進むまで放っていたのなら、世の中からズレているとしか思えません。

世の中のトレンドを読んで笑いに変える芸人達を雇ってはいても、経営陣は各種のトレンドを読む力はゼロっぽいですな・・・。


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