2019年7月10日水曜日

年寄りを笑っているのもまた年寄り

親父達がいる間に少しでも無聊を慰めようとテレビのYoutubeから「ご長寿クイズ」のチャンネルを出して見せました。

両親には案の定”大受け”でして、自分の年齢前後のジジババの珍回答や応答に声を上げて笑っておりました。
しかし、その笑っている両親をよく観察していると、テレビに出ている正答をかなりきちんと理解した上でその可笑しさに笑っているのはどうやらかなりの割合でオヤジの方だけで、笑っている母親の方はどうやらその本質的な部分には全く反応できていないことは明白でした。

結局、画面の笑いの雰囲気というか勢いに乗って笑っているだけで、画面の回答者たる”名人達”同様、多くの問題にやっぱり答えられなさそうのです。

嫁さんと二人きりになった時にちょこっと話したのは「歳を取るっていうのはこういうことなんやな〜」ということ。やはり、ズレている感覚に気づかなくなるということが歳を取ることなんでしょうね。

それが認知機能の低下であったり、純粋に若い世代との時代知識の差として若い人間から笑われる対象になるんでしょうね。
実際、歳を取ると多くの人は笑われている事自体に一緒になって笑ってくる人達が多いですから。しかし、そういう朗らかな加齢の仕方というのは周りの人に愛される人が多いですね。

逆にそれにいちいち、眼クジラを立ててプライドを高く保っているようだと年寄り同士の仲間にも入れてもらえないようで、人間関係って難しいもんです。

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