「女くどき飯」を観ていて30歳を迎えた主人公の女性”神林さん”。
フリーライターとして世間の荒波の中で健気に生きていく独身の彼女という設定ですが、どんな仕事をしているにしても、どんな生き方をしているにしても、生きている限り誰もが20歳、30歳、40歳、50歳という節目の日を何かをしながら通過しているわけです。
私が覚えているのは20歳と50歳の時くらいで、それ以外の節目というのはなんにも覚えていません。途中経過の時というのはサバイバルに忙しすぎて”自分に関する何か”を祝うというような余裕がなかった気がします。
気がついてみれば50も過ぎて、多分気がつけば(生きていればですが)還暦を迎えるのでしょう。よく考えると、自分の生きてきた年代の節目節目というのは20代後半で結婚するという男性医師としては比較的早めの人生の上での決定を行い必死で生きてきたのですがそれは男としての人生。
女くどき飯を見ていると、やはり結婚に関しては普通に”焦る”女性の心理というのが出てきている気がします。原作者は誰かと検索したら岐阜の元AV女優”峰なゆか”という人らしいのですが、書いている人が女性目線で書いているのが良いですね。
まあ、だからといって結婚や恋愛に関する期待というものがどういうものかというのを今どき知ろうと思っても、あまりに多様な恋愛や結婚観があって、どの話を見ても読んでも結局の所はOne of themという事になってしまうんでしょうかね。
とは言え・・・そんな事を言って恋愛や結婚にこだわらないと言っていた病院に居た女性陣達の中のある40歳になったばかりの綺麗な女性が、ふとしたことからご縁があって別の病院のお医者さんと一緒になった時の病院内の女性達の結束した”ガン無視”には恐ろしいものがありました。
その女性からは時々お見合いや結納、結婚の儀などのお知らせをコッソリとスマホなどで見せてもらっていたので、見せてもらう度に「おお!調子いいやん頑張れ!」と笑っていたのですが。
女性達の言ってる事とやってる事が違いすぎて・・・私は、その女性が結婚して去った事務室を通る時のその”瘴気”に近いネガティブな”妬み?”オーラを暫く浴びることになって少し魂を吸い取られた気がしました。w
どの節目を迎えても、それが誰にとっても素敵な節目になることを心より祈る私でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿