今日は外来を終えたあと、入院患者さんの受け容れ業務を行って諸々の細かい仕事を終わらせて早めに病院を出ました。
今日の一連の行動の目的は唯一つ。
長崎へ行って医学部の学生時代にバイト先で御世話になった社長が亡くなったあとの奥様のところへ挨拶に行くためです。数日前にこのブログで書いた通りなのですが、今回は会長と呼んでいた奥様には知らせることなく出発し、訪れる当日の直前に連絡を入れるというもの。
もし、万一会長さんが家に不在でも、香典は親類縁者の方に預けてくるつもりで家を出ました。こういう隠密行動をとった理由は簡単でして、事前に連絡を入れておくと必ず「来んでいい!」と言うに決っているからです。
久しぶりの長崎行き、私一人でセントレアまで車を運転し、夕方の便に乗り込んで長崎まであっという間の1時間10分。いつものように上昇したと思ったらもう下降開始で、水平飛行の時間はごく僅かです。長崎に到着してからがチョイ失敗。
以前と違って東長崎経由というバスルートが無くなって、長崎へ行く便は基本的にすべて高速を通るような便になってしまっています。前回帰った時は素直に長崎駅まで移動してそこから少し離れた長崎の嫁さんの実家に帰宅していたのですが、今回はグーグルマップ上でもう少し“物理的”距離の近い多良見インター出口というところで降りたのですが、これが間違いの始まり・・・。
そこでバスから降りたのは私一人で、降りたところは真っ暗かつ周りに何も無いところだったのです!「うわ、やらかしたか???」とは思いつつも、グーグルマップを頼りに明かりも何も無い真っ黒けの山道をお土産抱えてトボトボ歩いていきましたが、どう考えてもイノシシが何時出てきてもおかしくないような道です。
まっすぐ素直に地図の上を歩いて行くのですが、一人キャンプ状態。お空の星はやけに綺麗です。女の子だったら泣いとるやろうな~。wなどと一人で考えながら道を歩いていると、なんと脇を流れる小川の方から蛍の光がふわ~、ふわ~と見えるではないですか。
「おお、ひっさしぶり~!」と感激はしたものの、実家まではどう考えてもタクシーを拾っていかなければなりませんん。仕方なく連絡を入れると、目標となる郵便局のところまで歩いて待っていてくれればこちらからタクシーを送るとの有り難いお言葉。
そこまで夜道を3キロ弱歩いて待つこと数分。ちゃんとタクシーがやって参りました。
地獄に仏とはこのことと思ったのですが、私の行動の一部始終を運転手さんに話したところ「アイデアはいいし、実際にそこから降りてくる人はいるけど、普通はそこに前もってタクシーを待たせておきます。私がもし同じ間違いをしたら荷物を捨てて歩きますわ。W」と言われる始末。
まあ、俺らしい間違いと一人苦笑いでした。
とりあえず、実家の御両親に挨拶して、お土産をすべて渡したあとシャワーを浴びてご飯を食べさせていただき、義理の妹達と少し話をしたあと暫くしたらスコーっとと寝てしまったのでした。
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