このHPを読むと、日本の孤独死の現状が透けて見えてきますが、何れにしても高齢者の増加と共に孤独死というのは増えるという事ですよね。配偶者が居なくて重篤な疾患を内在しているような個人が増える訳ですから、その個人が故人になるのは全く普通の事。
東京都区部における孤独死の変遷 |
おまけに、連絡するにも日常のレベルで近場で交流を持つような肉親が傍に居なければ当然の様に孤独死の定義である「自宅死亡、二日以上たってからの発見」等という状況が発生するのはごく当たり前の事でしょう。
自殺などは除外してもやはりこれからの日本はそう言う事が増えて、アパート、マンション、一軒家等の形態を問わず近隣からの異臭で発見されるような孤独死は極普通の日常になる(既になりつつある?)訳です。
私も法医学教室で学生時代に教授のお手伝いを通して何度となく孤独死された方々を司法解剖するお手伝いをさせていただきましたが、多くの場合は物凄く腐敗が進んでいて、事件性の有無をしっかりと判断するのは大変だろうなというパターンをたくさん見受けました。
翻って自分の両親なのですが、入り組んだ事情で両親を名古屋に呼べない状況になっています。金銭的な問題などでは無く純粋に田舎にいる家族各個人の事情によって…。
今のところ有り得るのは親父の孤独死。特に風呂場で溺死なんかしないかと心の底から心配です。呼びたくても来れない複雑さに悩む日々です。逆に、そういう日が来てしまう可能性というのを心の底では覚悟している自分も居るのです。
政府推計では今年の予想孤独指数は6万8千人とのこと。親父がこの中に入らないか、数年前とは格段に違う深刻さです。
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