次女が生まれたのはメリーランドのロックビルでしたが、あの日の事は今でも忘れません。嫁さんの股の下で、生まれてくる娘を片手でビデオ・カメラを回し、もう片方の手で嫁さんのウXコを取りながら、娘の頭が出て来るのをじっと待ち構えながらの時間でした。
出て来る娘が白い粉を被ったような感じで出てきた時に上の二人が生まれた時とはまた違う感じの感動を覚えました。
しかし、その娘も既に今回の誕生日で25歳になりました。
あの瞬間からもう四半世紀!25年も経ったのか~と考えると「感慨一入」という奴なんですが、時間は淡々と流れるものです。私が33歳の時の子供達だったのかと改めて思い出すのですが、この娘との思い出というものはそれこそ無数にあるのですが、次女に対する私の評価は「独特の子・変わった子」というもの。その上に「猛烈に我が強い」というものです。
親としては、もうこの子の小さい頃から何らかの「教育」というのをあきらめたところがあります。何か自分で勝手に周りから収集した情報を吸収して、自分なりの解釈を行って勝手に進む人という感じ。
それが良い方向に進むのかどうかは判りませんが、少なくとも小学生の時から私が何か言っても怒っても「絶対に」泣かないし、言う事を聞きませんでした。ある冬のイベントを境に私は「この子は頭ごなしの説教では絶対に変えられない」と悟って以来、どちらかというと悪い方向に行きさえしなければそのまま観察継続・・・という風に変えました。無責任化と思われそうですが、少なくとも北風と太陽の北風ではダメだと分かって以降はそうしています。
話を誕生会に戻しますが、誕生会では私が娘のリクエストに沿って買ってきたピザハットのセットを食べ、嫁さんが作ったケーキを食べ、最後にアメリカの姉から送られてきていたデザインTシャツに大喜びしていました。(ちなみに私のプレゼントは先日メルカリで購入してあげた画材です。^^)
私が生きている間にこの子はどんな変貌を遂げるのでしょうかね。見てみたいものだと強くおみました。