2024年4月14日日曜日

岐阜の事を知らないので・・・

今週末は息子を連れてちょっとだけ岐阜の方へ北上してきました。

名古屋に住んでいても、なかなか自分では東西南以外に動きません。基本的に知っている所に何度も行く、そしてその行った先の周辺を少し開拓するという動きが多くなっているのが名古屋に来てからの私の動きです。

しかし「極マレ」に来たの岐阜の方へ行くこともありました。それは以前にもここに来たおちょぼ稲荷。それ以外は愛知側にある一宮や犬山城に行くくらいでしょうか?まあ、先日は岐阜の航空博物館に行ったというのが本当の岐阜へ行った経験という感じ。

岐阜の人には本当に申し訳ないくらい岐阜の事を知らないというのが本当のところでした。

そもそも岐阜市に行って何かをした事が無いし、岐阜の名物も歴史も知らない。岐阜弁で有名なフレーズは何かというのも知らないというのが実態です。

そこで、今回は四日市のひものを食いに行こうかなという思いを抱いていたのを名古屋口の高速に入った直後にそこを直進せず「先ずは岐阜」に行こうと左の枝分かれに入り、ずんずんと北上して行く事にしました。

守山のインターでいったん停車して息子にジュースを買ってトイレ休憩をしている間にこの春行きたい・岐阜の観光スポットXX選!何ていう感じの検索をかけていたら見慣れない言葉として「いわむら城下町」という結果が出てきました。中身を読んでみると「重要伝統的建造物群保存地区」として、近世の商家群を中心に江戸の頃からの風情を残した家々が軒を並べているのでした。

幸いなことに天気も良かったので、午後一時過ぎに家を出たこともあり少し遅めかなと思ったんですが、ナビの予想到着時刻を見ると、まだ少しは余裕がありそうでしたので城下町へ!

途中で阿木川ダムにも寄って葉桜になり始めた桜の名残りを愉しみつつもう少し北上。トンネルを抜けていくとそこには本当の城下町がありました。本来であれば岩村城址のほうにも足を延ばすべきなのでしょうが、そこは時間の制約上、今回は無理。同様に来る途中にあった広重の浮世絵博物館もパスしています。

到着するとそこは本当の江戸の世界を容易に想像できるレベルの素晴らしい家並みで「よくぞこんな所を残してくれました」という言葉が口をついて出て来るほどの良い感じオーラが出ていました。

五平餅を食べたり、ジュースを飲んだり、燻製チーズを頬張ったりしながらブラブラと息子と二人で散歩。優しい町の人達と気軽に会話をしながら散策する日曜の岩村はもう一度行かなければと思える場所となりました。

木村家、勝川家、浅見家などの豪商の家を観ながら中の案内をして下さったボランティアの方々にも親切にして頂き気持ちもハッピーそのもの。歴史の講義を簡単に聞きながら展示されている江戸や明治の色々なものに触れ、いろいろとそこに住んだ人々の心意気や哲学に啓発されました。

コレと言った特段のお土産が無いのがまた良いところで、ここでは体験こそが最良のお土産となりました。(あと全く知らなかったんですが、「半分、青い。」や「銀河鉄道の父」等のドラマもここで撮影されていたことを知り、実に納得したのでした。)

帰りは何の支障もなくスッと帰れましたが、まだまだ岐阜にはいくべき所が沢山隠れていそうです。高山なんかにももう四半世紀は行ってませんからそろそろリターンすべきでしょうかね。^^
説明不要でしょうか?
豪商木村家のお殿様用の通り道を逆から眺めました。
鴨居やその叢書勲位も隠れた贅が尽くされています。
ちなみに下の板目は屋久島の材。
上の波の眺めは殿様の為に漆を塗った貝の飾りと共にあります。
江戸時代そのもの。^^
炊事場もまるで映画のセットです。こっちが本物ですが。w
右に見えるのは物品持ち上げ用の手動エレベーター。
電柱など無い江戸・明治の街並みそのものです。

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