昨年は行ってきたばかりの青年だったのですが、院内にお婆ちゃんが看護師として精神科に勤め、同じくお母さんがヘルパーとして別の病棟に勤めているというファミリー・ビジネスレベルの親和性の高い家族の一員です。
話はズレますけど、同じような一族は院内に未だあってよっぽど家族の中で引っ張り合ってきたんだろうなという気がします。本当のところは知りませんが。w
さて、この若々しい青年も随分と悩んだようでせっかく準看の資格をとっていい感じで看護の仕事を実務として始めたのにいきなり学校に行ってブランクを作る事と学校に行く為のお金をどうしようという事で随分と悩んだようです。
しかし、ここには意外な伏兵が待ち構えておりました。それは同じ病院に居るお婆ちゃん。このお婆ちゃんは孫であるこの青年の未来に希望を託しており、一族の中でまともに育ってくれた唯一の存在であるというこの孫に何が何でも正看護師としての資格を取って貰いたいと願っており、あるだけの金も惜しみなく援助するから、孫の正看護師資格の獲得を冥途の土産としたいという感覚で彼に「本当に泣きついて」頼んでいたのです。
そうなると彼もあとには引けなくなり「じゃあ、頑張る」という事で今回の決断に至ったようです。
さて、彼との待ち合わせは藤が丘の駅前。6時半に到着する前に彼自身から「到着しました」との連絡。この子は私の次女と同じ年齢ですから本当にかわいいもんです。最初彼の希望に沿って飛び込みでチキンと酒の店に入ってガンガンに飲み、彼の知っているいろいろな秘密の話を沢山話してくれて私は大笑いしていました。
二次会はもう少し私の家に近いところに河岸を移して一升瓶の焼酎をキープ。その半分ほどを二人で呑みながら、今度はこの病院を去る前に彼が評した多くの上の人物達の総評をじっくり聞かせてもらいました。
私には「なるほど」という彼らからの視点から論じた上の人間達に対する評論というのがあって、それらは私には大変参考になる「気づき」の多いものばかりでした。彼は私が考えていた以上に良く物事の本質が見えていたようです。
3年半後、彼が戻って来てくれると良いのですが…。
※(翌日、看護師の婆ちゃんに話を聞いたら地下鉄に乗っている時に猛烈な吐き気に襲われて、途中下車してトイレで吐いてしまったとの事。申し訳なかったですorz)
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