今、愛知県の外にお住まいのほとんどの方は御存知ないと思われますが、名古屋市で揉めている案件があります。
それは名古屋城の天守閣を木造で建て直すというものです。そもそも空襲で燃え尽きるまでは330年の歴史を誇る云々などと言いますが、戦後に名古屋市民達の寄付の力もあって鉄筋コンクリートで再建されたもの。しかしコンクリートの悲しいところというか、地震大国日本の例に違わず、老朽化により耐震基準などに全く合致しない状況になってきました。
「名古屋城木造天守の復元とバリアフリー化を考える名古屋市主催の市民討論会」というところで「今の時代にマジかい?」というような発言があって、そこに出張ってきた例のメダル噛み男こと河村市長がこれまたズレた発言と行動で状況を読めずに大炎上致しました。これってローカルなニュースなのかどうか判りませんけど、少なくとも名古屋ではかなり表に出てきていました。まあ、周りに話したときの大方の反応は「またオッサン懲りずに…」というものだったのですが、こんなレベルの昭和の残滓が市政のトップというのが毎度の名古屋です。
その発言の要旨は参加していた「一部市民」というものによるもので、障害者や高齢者のためにバリアフリーの施設を城内に設置しようというアイディアに対して…
- エレベーターも電気もない時代のものを再構築する話。何でバリアフリーが出てくるのか?どこまで図々しいのって話。我慢せえよ。
- (差別用語)で生まれるかもしれないけど、健常者で生まれるかもしれない。それは平等なんですよ。誰がメンテナンスするの。どの税金でメンテナンス毎月するの?
これには車椅子に乗った方も当然参加されていたようなのですが、そういった方の眼前でおそらくは今時ゼッタイに使わないであろう障害者を示す三文字の差別用語(昭和生まれの私には容易に想像がつきますが)を使って上のような迷妄、視野狭窄、事実誤認としか言えないような発言をやった連中がいたという事実、そしてそれ対して拍手をした連中が一部でも居たという事実がありました。
この発言のあとに、そこに居た河村が総括して「熱いトークもありましてなかなかよかったですね。なんかやっぱりね本物を残しておきたいのよ。」と発言したという話。まさに風見鶏・糞ポピュリストの面目躍如です。
上の発言をするような人間に限って税金なんぞ大して収めておりません。確実に。お前の頭の中では車椅子に乗っている人間は仕事をして無くて、税金は払ってないことになっとるんかね?まあ、随分と不自由な視野とお脳をお持ちのようですが、障がいというのは見えるものよりも見えないもののほうが随分と問題が大きいのだと思われます。
本当に、人間は粗野であっても野卑ではありたくないもの。いつも言っていることですが、人間なんて脳血管1本、心臓の血管1本で明日なんてどうなるか誰にも判りません。根本的に最もシンプルな想像力さえ欠如した人間には、バリアフリーの恩恵は明日のお前のためにあるということが理解できんのでしょかね?
こういう意見を許す公人が我々のトップだという事に改めて強い絶望感を抱くのでした。(子宮頸癌ワクチンの名古屋スタディー隠匿犯罪だけに留まらぬ怒りの倍加です。)
そんな人間達の理想の木造名古屋城とかには俺の出す市県民税は一円も使わんで欲しいわ。何が減税名古屋だよ!このバカ共が。w
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