2023年6月1日木曜日

神の領域に入った藤井七冠

LIVEで視ていました。

家に帰りついてNetflixでHarry Potterの第三話の続きを観ようと思ってスイッチを入れたところ、テレビ画面のHomeにAbemaが流してくれていた藤井六冠と渡辺名人の第五局があることが告知されていました。

これはこれは映画どころではありますまい!と言うことでソファに座ってチャンネルを合わせました。直ぐに放映を視ることが出来ました。すると画面はAI評価で藤井六冠が70%程度、渡辺名人が30%程度という評価値が出ている場面でした。ところが、それから数手を経て上のような画面へ・・・。

私は将棋の駒の動かし方を知っている程度の人間ですが、AIの評価値が上のような状態って素人目にも恐らく「ほぼ積んでいる」という状況なのではないかと感じてしまったのですが、それから間もなく渡辺名人が頭を下げ投了となって、最年少での7冠誕生、最年少での名人誕生が確定しました。(そもそも最年少でプロ入りしているところも恐ろしい人だというのは判るんですが。)

まさに歴史的な瞬間を目撃することが出来たのですが、その後のインタビューと感想戦を視ました。何というか、淡々とというよりもボソボソと言うか訥々とかつ慎重に言葉を選びながら話す様はとてもとても二十歳の青年が語る言葉とは思えないほどの凄い内容。その内面の成熟ぶりには、己の20歳の頃の糞っぷりを思い出してたたただ呆然です。

昔、将棋の試合の結果で地球の運命を決める闘いに人間代表を出すのならかなりの長い間「羽生七冠」一択でしたが、令和五年の今日は「藤井新七冠」の一択となりました。もし、残り一つの王座を奪取することになれば前人未到の八冠全制覇という将棋の生神様が誕生することになります。

これほど沢山のタイトルを保持し続けると、物凄いハード・スケジュールで一年中闘い続けることにならざるを得ないのでしょうが、若い彼ならやれると信じています。

それにしても、藤井くんの故郷の街である瀬戸はニュースで視ても商店街を中心に大変な盛り上がりでしたが、まあ当然ですよね。寂れがちな瀬戸の街が育てた神の息吹を皆が感じられて幸せですよね。^^


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