2023年6月27日火曜日

幽霊かと思った

昨日、ダイニングテーブルでノートブックに向かって作業をしていました。

その時、何だか右側から何だか「気配」がしてきました。左側では嫁さんが何時もの如くウトウトしながらテレビを視ていましたが、その寝息が右の方から反射して聞こえてくるなどということは今まで一度もありませんでした。

最初は気の所為なのかと思って無視していたのですが、何度耳を澄ませても数秒に一回何だかよく判らない音が聞こえてきます。どうにも耳鳴りや気の所為では無さそうで、呼吸系の音。

一瞬、この前あの世へ旅立った我が家の次男のspookyが俺を慕って現れたか?等と考えましたが、それなら先ずは最も親和性の高かった次女のところへ現れる筈だわな~、それにアイツなら先ずは吠えるはずだし、と頭の中で考えているうちにまた音が聞こえてきました。

どう考えてもやっぱりコレは鼾に近い呼吸音だと思われましたが、机の下を覗いてもタンスの上を見ても、カーテンの向こう側にも何の姿もなし。可能性があるとすれば我が家の猫くらいしか有り得ません。それでも、あんな巨体の持ち主の姿でありながら、見渡す限りその可能性のあるところはちょっと無さそうだったのですが…。

「まあ、幽霊なら幽霊でいいや」と思いつつ作業は続行していましたが、やっぱり気にはなります。

10分程度そのままの状況が続きましたが、意を決してもう一度だけ耳を寄せて周りを探索してみると周囲全面を閉じたと思っていた猫のキャリアが脇の一部に小さな開口部を形成しているのを発見!そーっと覗いてみるとそこには我関せず状態の我が家のアメリカン・ショートヘアが液体でしか成し得ないような変な格好でグースカ寝ておりました。w

犬と違って猫は気配を殺す天才。一体何処にいるのか?というような事は日常茶飯事ですが、今回のようにこれだけ探しても音だけして姿は見えずというのは初めてでしたのでちょっと驚かされました。

 「ここには居ないはず」と言う思い込みのもとで探すと言う最も陥りがちなミスをやらかした自分の愚かさと、そんな愚かな飼い主の事など歯牙にもかけていない余裕綽々の猫を見て二度凹んだ私でした。


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