病院によっては病棟に本や雑誌、新聞や漫画などが置いてあります。
最近はスマホの普及も高齢者のレベルにまで普通になってきていて、お金のあるなしに関わらずスマホを持っている人は相当数おります。もちろん未だにガラケーの人もいれば、既に契約は切れていて機能は使えないけど、ワンセグの受像機として使ってるような人も極少数ですが、周期的に出現してきます。
90前後の人はさすがに持っていない人が多いのですが、80代前半では持っているのがごく普通。今の時代、形態は遂に持っていないのは乳幼児から小学低学年位までで、意識的に持たせない賢い家庭を除けば、あとは余命幾ばくもないような高齢者くらいになってしまいました。
しかし、実際には持っていても全く使わずに病棟で別の生き方をしている人が沢山居ます。リハビリに命懸けという病棟の患者さん本来の最も望ましいことに時間を使う人達や「全く何もしないでただ寝ている人」も当然のように居ます。女性同士でお喋りにネックうしている人達も沢山いるのですが、なぜか男性陣はテレビを視てボーっとしている人が多いのです。やっぱり昭和の男は一部、時間の使い方が下手な人が多いんですかね。
さて残りは読書派。小説、雑誌、新聞、そして多いのが漫画ですね。もともと本を読むのが好きなんだけど、年を取って目が悪くなってからは読むと疲れてしまうと訴える人が多くて、その原因が視力調整の追いついていない眼鏡をかけていたり、白内障だったりする事も本当に多いのですが、疲れて読めなければ仕方ありません。
それで、気軽に読める漫画や間違い探しなどにハマる人が自然と多くなります。男性に人気なのは私が時たま補充を繰り返すなどして持ってきているゴルゴ13です。鬼平犯科帳や梅安なども人気ですね。では女性はというと…何というか、高齢者の女性は未だ漫画・コミック文化にはあんまり馴染んでいないようなんです。性差がもたらすコミック文化への距離感の差という奴なんでしょうか?
しかし、これからは恐らく時間潰しはスマホ・ゲームに次第にシフトしていくものと睨んでいます。今50代前後でスマホゲームもカジュアル派からどっぷり派まで様々いると思うんですが、ゲームと本で時間を潰す患者さんがこれから10年でグイグイ増えると思うのです。
対戦型ゲームで病棟内で口論や殴り合いをするをする爺さん婆さんが増えなければ良のですが…。
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