2023年6月19日月曜日

うんこドリル

次女の日本語の勉強が少しずつ進んでいます。

高級な事をやっているわけではないのですが、日本語の基本中の基本である漢字の学習です。どこでそのドリルを見つけてきたのかは知らないのですが「うんこドリル」が彼女の漢字学習の基本になっています。このうんこドリルのことは私も数年前から低学年の子供さんを持たれている看護師さんから伝え聞いてはいたんですが、既にシリーズで数百万部を突破しているというなかなかの人気者。

子供が一番容易に笑うツボといえば基本的にうんことおしっこです。これは鉄板。恐らく人間の失敗の原形態、というか赤ちゃんの頃から経験するうんちやおしっこの失敗の経験という「原体験としてのわかり易さ」が人間の笑いのオリジンというところから来ていると思うんですけど、そのとっつき易さが子供の心を捉えて話さないんだと思います。

最初にこのドリルを企画会議で商品として出すことを考えた人は偉いなと思ったんですが、wikiで調べてみると「作者である古屋雄作は、2003年頃からうんこ川柳というものを制作しており、ルーツはこの川柳となっている。文響社側からうんこ川柳の書籍化の話をされ、それに向けて作成をしていたが、文響社側から「ただのうんこの川柳では売れないかもしれない」とストップがかかり、うんこ川柳を使って漢字を覚えられるドリルにできないかという提案がきたという。」との記述がありました。

そういう伏線があったのかと初めて知ったわけですが、更に驚いたのはこの古屋さんというのは名古屋・東海高校出身だということでした。業界ではむしろディレクターとしての顔のほうが有名なようなんですが、全く知りませんでしたね。

何れにしても、ベッドサイドや机の上に何気に置いてあるこのドリルを見ていると、次女は日本に帰ってきた後から少しずつ少しずつ漢字学習に関して学年を進めてきているようで、今では小学5年生の所まで来ています。最初は小学二年生から始めたようですが、そもそも一年生の漢字が確かに解っていたのかどうかは怪しいものですが…。

それでもテレビや雑誌に登場する文章は帰国当時の「お笑い」レベルから、「あ、それ読めるんだ!w」程度にまでは進歩していますので、それなりの学習効果はあったのだと思えます。
上の判例を見てみると「電車の中で読んではいけない」と書かれている理由がわかるような例文集でした。笑


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