2023年6月21日水曜日

大量離職

バイト先の病院で大量離職の話を聞きました。

と言うか早期離職というべきなのでしょうか、昨年入職したばかりの訪問看護師の若手の人達が揃って5人も一度に離職するというんですが、その理由が「きつくて耐えられない」というものなんだそうです。

私はその病院の経営者ではないのでそれに対してどうこう言うこともありませんし、そこの理事長先生にとってはその程度の離職者など幾らでも金さえ使えば補充が効くと思いますので、全く問題ないとは思うのですが、気になるのは若い人達限定でさっさと辞めていくことです。

看護師という資格は特に正看護師であれば、ポンコツであろうとなかろうと大抵どこかの病院が拾ってくれます、地域で悪い噂が立ってもどこか空気の違う所に移ればほぼ問題無く就職できますので、女性の資格としては最強レベルのものでしょう。

それでも、5人の若い女性が訪問診療という仕事に想定以上のキツさを感じ、それが給与所得の満足度や仕事の内容の喜びを超えることが出来なかったという事がやはり問題なのでしょう。先輩の女性看護師さん達の意見としては「あの程度で大変と言われちゃ、私達としてはなんにも言えませんよ」と言うような感じのコメントを数人の方から伺いました。

私としてはこの意見の相克に関しては何ともコメントのしようがありませんが、たまたま今年の彼女達がまとまってそういう意見に到達したのか、それとも今時の若い看護師さん達においてはそういうキツさに対する耐性が無いという風に考えるものなのか。それとも…。

何はともあれ、彼女達の次の仕事場が彼女達にとって少しでも長く居たくなるような職場であることを願っています。

さて問題はこの病院で5人減で残された看護師さん達のチーム。恐らくは短期間でしょうが、暫くは彼女達の穴埋めの仕事できつくなるでしょうし、仮に新しい人達が入ってきたとしても、新しい人達に手順を教える苦労が再び待ち受けています。

何れにしても残された看護師さん達にとってはどっちを向いても暫くは楽ではないでしょうが、私には「みんな頑張れ」というありふれた言葉しかかけてあげられません。


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