2021年12月31日金曜日

ゆったりとした大晦日!

今年もまたまた飛ぶように一年が終わりました。

大晦日の自分の書いたものを数年分読み直してみたのですが、多くが「アッという間」の1年を回顧したものでした。それもそうです。この歳になるとやはり一年の進み方は体感としては幼少時よりズッと速いんです。その事に関しては以前ここで書いたことがあるんですけど、10代の頃とは全く違う進み方で、こうやってあの世が年々近づいてくるわけです。w

さて、今日は大晦日の当直でしたが、予め今日の内科病棟の夜勤さん達に予告していた通り私の方でカップ麺の年越しそばを準備してヘルパーさんも含めて6人の人達に食べていただきました。

夜遅くには仕事も一段落したところで「今日だけは特別に良いよ~」と看護師さんに言われ、紅白を食堂で観たいと言われた車椅子に乗ったお爺さんとお婆ちゃんが1人ずつ居る中で、2人の看護師さんとヘルパーさん1人と今年の事や最近面白かった事などをああでも無いこうでも無いと勝手なことをワイワイ言いながら紅白を横目で眺めていました。

12時になった瞬間に皆でお互い「あけましておめでとうございます!」と爽やかに挨拶。除夜の鐘の終わった後のいつもの清水寺の景色を画面で眺めながらゆっくりしていたところ、直ちにアメリカの娘達から新年の挨拶が飛び込んできて私自身は急いでそれらに返答して慌ただしい数分間を過ごしました。

娘達が日本の正月を迎える瞬間をターゲティングして挨拶してくることは良くあることなので、期待してはいたのですがその期待にきちんと応えてくれました。^^

今年は親戚の叔父、叔母併せて3人も亡くなり一つ上の世代が愈々少しずつ櫛の歯が抜けていく期間に入ったことを実感した年でもありました。

良いこともあれば悪いこともある。目の前に起きることを淡々と受け容れつつも、前向きに生きていこうと思う年末でした。クヨクヨしても結果が改善しないなら前向きに生きるほうが良いに決まってますしね!

来年が良い年でありますように。


2021年12月30日木曜日

あと二日しか無い年末なのに・・・

今年も飛ぶように日々が過ぎていきました。

こうやって良い感じで歳を取り、また息子や娘達の成長ぶりを見ていくことになるのでしょうが、彼らが健康であってくれさえすればホントに何も要らないですね。それにしても、その年の節目節目くらいは家でゆっくりして家族とともに蕎麦でもすすりたいものです。

そういう私は只今、連直の真っ最中。30日と31日は当直の代理が見つからず病院で患者さんや看護師さん達と年越しです。まあ、誰かが病院で患者さん達を守らなければならないのですから、その誰かが自分になる事もある訳ですが。

やはり病院は高齢者の方が多いので、転倒による怪我が多いですね。総合病院ではない当院では、年末年始は当番日以外は検査室やレントゲン室の稼働が限定的ですので、インシデントが発生した時に三次救急(当院の場合は大学病院がメインですが)に診察と処置の依頼をかけることが多くなります。

しかし、一般的には大学病院の三次救急だからと言って全ての科のドクターが揃っているわけでは「全く」なくて、内情は実際には「!」というような科の担当医師がまずは診察して次の科のドクターに繋ぐ等ということが普通にあるわけです。要するに、救急を病院の名物にしているような一部の大病院を除いては高度な処置を要する緊急の疾病に対してはなかなか対応できないものなのです。内科医がいる病院で骨折の対応もできないし、消化器外科医が居る病院で心筋梗塞の対応も難しいのは当たり前。眼球裂傷には施設が揃った病院に手練れの眼科医が居るところでなければなりませんし、現実は難しいものです。

名古屋で言えば日赤や藤田なんかがそういうところに当たると言って良いのではないでしょうか。それでも、それぞれに得意な分野や著名な先生がおられる事で、他の病院であっても「XXの治療なら恐らくXXがベスト」なんていうのは無数にあるわけですが。

まあ、ここまで来たらこれ以上ブー垂れずに頑張ってやっていきます!w


2021年12月29日水曜日

生まれて初めてやってみた

この歳になってもやったことのない事など幾らでもあります。

というよりも、生きている間にはしないままで終わる事のほうが大部分なわけで、世の中の多くの人は文章で読んだり、人から聞いたり、映像で見たりしてそれを間接的に追体験という形で体験した「つもり」になって人生を終えるわけです。

そんな中で、本日一個人として私が実体験することが出来たことが一つ増えました。それは精米です。精米というのは何かということはきちんとここに説明されていますが、基本的には玄米の糠の部分を取り除く工程ですね。ですから、籾(もみ)殻を粒から外す作業を脱穀と勘違いしがちですが、それは「脱ぷ」と言う工程らしいです。脱穀というのは稲の茎自体からアノたわわに実った米粒の一群を取り外す工程なんですね。

今回は知り合いの方に頂いた15キロ程度の玄米を精米機にかけて来ました。嫁さんと息子を連れて、近所で見つけたISEKIの精米機にかけるべく車の後ろに積み込んだ玄米を精米して食べることにしました。基本的にはそのままは食べて健康食みたいに食べることも出来るのでしょうが、魚沼のこしひかりですから、それを白米として美味しく食べたいな~というのがありましたし、精米体験への誘惑も強かったのでここは滅多にないチャンスということで、精米チャレンジ。
この右にある小さな建屋は剥ぎ取られた米糠の部分を貯めるところ。
自由に持っていってくださいと書いてありました。
(お化粧に使えるんじゃないかと嫁さんに言ったのですが?)

実際のマシンは誰が見ても操作法はわかり易く示されていて、投入口、精米のレベル選択、そして最終的に受け出し口への袋のセッティングをすれば数分で終了です。気持ちよく出来上がってきて袋の中にずんずん入ってきた真っ白になった米を息子と二人で覗き込んでニヤニヤとしてしまいました。
玄米のままだと暫くは時間が経っても比較的長期に味が変わらないというような話を聞いていたのですが、それでも頂いて一ヶ月程度経っていたので、そろそろいいかなという感じで本日実行となりました。この量の玄米を精米するのにたったの200円!素敵な味が味わえることを願っていますが、このお米を食べるのは来年のお正月になります。

愉しみ~!


2021年12月28日火曜日

年末は本当は全部オフにしたい!

年末のみならず本当は週末も可能な限りオフにしたいのですが無理な状況です。

我々医師も、多くの病院では50代くらいになると当直免除というところが増えてきます。そもそも、わけのわからない時間に起こされて場合によっては飛び出していって心肺蘇生や気管挿管をするというような状況が続くこともあるわけですから体に良い訳がないのです。

通常は40-50代の医師は大きめの病院ではバックアップの上級医として控えていることは勿論あるのですが、週に一回以上というのは正直きつい。若い「元気な」ドクター達がそういう状況を支えてくれるのに期待したいところなんですが・・・。

言うは安く行うは難しでして、取り敢えずはあちこちの大学の医局に代わりを頼んだり業者に頼んで、その条件で当直を引き受けてくれる医師をそこの枠に当てはめたりという事を事務長などが必死でやっているわけです。

それでも緩い条件では見つからず、特に年末・年始などは我々常勤医がそこの穴埋めをするような事が発生するわけです。週末も土曜日の朝から日曜の朝まで日当直をすると実質的には土日に跨るような長めの休日プランや旅行は一切入れられないことになります。

正直「贅沢」と言われそうですが、実際の話「体が資本」の実質個人事業主ですから、体が逝ってしまったら(人によっては心が逝く方も当然のように居られますが・・・。)それで仕事はジ・エンドとなる訳でして、実に不安定なもの。

しかも今後は二年ほどで働き方改革の影響が病院にまっすぐに導入されてきますから、そもそもからして医師である院長か理事長以外は連直を許されないような時代がすぐそこまでやってきています。おそらくは当直代もかなり値上げしないと医師余りの時代が来るもう暫く先までは当直スケジュールを埋められないのではないでしょうか。

それにしても、もうこの歳になってくると正直なところ金よりもずっとずっと時間のほうが大事になってきています。子供達が普通に人生を送れる状況がセット・アップ出来るような状況が近づいてきましたので、そろそろ親としては親自身の自分の人生を夫婦で送り始めたいなと思うのでした。(我々の場合は息子はいつもついて来ますが!^^)


2021年12月27日月曜日

結婚式もあっと言う間に様変わり

今日ポストから配られた記事を読んで改めて唸りました。

そもそも私の周りの若い先生達や看護師さん達も結婚式を延期したり挙げないというような話ばかりのこの2年でしたが、よく考えるとその実際の割合はどうなんだろうと言う数字が実際に示されていました。

今どきはお葬式がまず小さくなっているのがコロナ前からのトレンド。少なくとも結婚式において我々が高校生くらいの頃はバブルの最後の頃で、所謂「派手婚・ド派手婚」等というものが流行っていましたが、それも昔日の面影です。最近は車で走っている時に結婚式の披露宴会場などを提供するビルなどの横を通り過ぎる度に「来年このビルの中にこの会社は未だ存在してるんだろうか?」などと他人ながら要らぬ心配をしていましたが。

ポストのニュースを読むと、明治安田生命が2019年10月以降に結婚した「新婚夫婦」のうち58.8%が結婚式を挙げていないとのアンケート結果を発表した。それ以前に結婚した夫婦で結婚式を挙げていない夫婦は20.8%だったので驚くほど短期間で3倍近くに増えているとの話。

コロナは勿論、晩婚、非婚が増えて同居はしていても更には子供がいても挙式なんかは挙げてないなんて云うのも結構増えてますよね。更には戸籍だけの入籍のみで済ませて、後は友人たちに通知を送って終わりみたいな形式も増えているようですが、私は個人的にはフランスのように戸籍さえ入れずとも、その子供達には何の差別もなく同じ法律で平等にサポートを入れてあげればいいと思っています。

そもそも法律の側がその国で育っていく子供を親のあるなしで差別してどうするという話ですよね。子供は子供。最低でも高校に行くまでの教育費は国公立を基準にして補助を、更に出来る人間には大学(院)まで授業料フリーを考慮してやるのが日本の今後の一発大逆転のキーだと個人的には考えてるんですけどね。結婚などしなくても、そして子供を公的に支えていくシステムさえあれば若い人たちももっと気軽に添い遂げて子供を作っていけるのではないかと思いますけどね。

なにか大きな世界的なイベントというものがあると、世の中の仕組みや動き自体もこれほどまでに素早く劇的に変わるのですから、日本も出来るわけです。後は政府レベルでどれほど「邪魔」をしないか、そして「アシスト」出来るかと思うんですが、やっぱり期待はしてはいけないのかな?マイナンバー・カード1つとってもコレだけトロトロしてますからね・・・。

安全ばかり心配してリスクを取らずに挑戦するマインドを失った国家は萎み消えるばかりなのでしょうか。我々の世代は口を出さず金と知恵だけを授ける方向に力を入れるべきだと強く思います。ジジイの口出しが多すぎる保守日本、確実に沈み続ける泥舟でしょう。


2021年12月26日日曜日

安乗(あのり)ふぐを食べに行った!

ある方が優待株主の特典で近鉄の乗車チケットが年末に余るから使ってくださいとのお話を下さいました。

名古屋からは近鉄が伊勢志摩や大阪の方へガンガンと列車を走らせています。有名すぎてチケットのほぼ取れないという噂の「しまかぜ」や、めちゃくちゃカッコいい「ひのとり」が走っています。私達にその方がとってくださったのは、直前取りのため、そういったスペシャルのものではありませんでしたが、伊勢を超えて志摩の方まで行くのは生まれてはじめてですので、期待大です。

賢島行きの特急に乗って鵜方というところで降りて食べるのが今回のフグなのですが、10日ほど前にテレビ番組の「スイッチ」で紹介された安乗漁港にある「まるせい」の安乗大フグ・フルコースというのを食べさせていただきました。

一人前16,000円というのは、生まれてはじめて食べるような値段の物凄いフグだったのですが、食べる私達は興味津々。最初に出てきたてっさとてっぴから衝撃だったのですが、その量と新鮮さと味はその後に続く白子や焼きフグ、唐揚げ、てっちり、雑炊などの素晴らしく贅沢な種々の味へと変わっても基本的に何も変わらぬ「フグの持つ本質的なおいしさの表現」がありました。

最後の方は正直なところ「勘弁してくれ」というほどの量でした。朝から何も食べずに気合を入れて、雪のちらつく中を素敵な列車とタクシーを乗り継いで着いた可愛いお店でしたが、また食べたいなと思いましたね!

女将さんが素晴らしく気さくで話しやすい人で、いろいろとお話をさせていただきました。この前テレビで出ていたジョニ男の話もしてくださって笑い合いました。

食べ終わって女将さんと写真を撮らせていただいた後にそのお隣にある心勢水産のフグの水槽で女将さんの御主人(これまた気さくなナイスガイ!)がササッと我々の前に出てきてくださり、ライブのフグを実際に我々家族に触らせてくださったあと、これまた写真を一緒に撮って下さいました。

中は大変広いですよ!

最後に丁重にお礼を言って安乗の港を離れました。

名古屋の人間はどちらかと言うとフグといえば直ぐに日間賀島を思い出すし、実際に行きますがこの選択肢もあるということを心に深く刻みました。

その後は高島屋に行って数年ぶりにデパ地下に来たという嫁さんがウキウキしているのを見て最後は家に着きました。素晴らしい一日を頂いて心から感謝を表した一家でした。


2021年12月25日土曜日

結局は若さが勝ったようです

さて、先日咽頭炎を発症して私が持たせていた抗生物質を服用開始した次女ですが、それ以降症状の方がどうなったのか実は気になっていました。

ピッツバーグ時間の朝にこちらから贈ったテキストが時間がかなり経ってもなかなか既読に当たる「ダブルチェックマーク」が入りませんでした。まさか咽頭炎が悪化してレッド・フラッグ状態になった後、病院に友達から連れて行かれたりしてないだろうな・・・等と良からぬ事ばかりが頭を巡ります。

そこで、長女の方にテキストして次女と話をしたかと問うてみたところ「今日は未だ話してない」との事。しかし、そこはしっかり者で妹思いの長女でした。すぐに探りを入れてくれた様で、テキストではなく音声で彼女と話をしたようです。すると、次女の方からすぐ私にテキストが入り、ケロリとした様子で「もうぜんぜん大丈夫」と日本語で言ってきました。逆にこちらの気が抜けてしまう始末です。orz

しかし、まあ良い方に転んでいたので結果オーライと言うやつですが。やはり抗生物質がガッツリ効いたこともあるのでしょうが、若い体の回復力にはただならぬモノがありますな。やはり生命の神秘を強く生むのは若さです。

ところで、今回の観戦の件で次女には知らないフリをして居ることがあるのですが、実は次女が勤めている二件の掛け持ちバイトですが、レストランではやはり働いていてマスクをするわけにはいかない雰囲気らしく、マスクを着用していないらしいのです。これは嫁さんから聞いたことなのですが、やはりアメリカらしい状況だなと感じました。

生活費の足しを稼いでいるわけですから怒る訳にもいかないので、何も言いませんでしたが、やはりコロナのことを考えると早晩次女はオミクロン株に暴露されるのだろうなと考えています。しかし、未だ抗体価は高いはずですし今回の変異株のキャラを考えると万市の場合も重症化は無いとは思っているんですけどね。

心配ゼロというわけには行きません。離れているとこういう事がやはり気がかりです。仕方ありませんが・・・。


2021年12月24日金曜日

アメリカの娘達・・・クリスマス休暇中断!

何という事でしょうか。

朝起きたら嫁さんから一言「[次女]ちゃんが咽頭炎になったみたいヨ」との話。すぐに次女にメッセージを送ると即座に「Can I use the antibiotics you gave me for strep?」「My tonsils are swollen and white and I have a headache.」等と打って返してきました。そのあと「People have been getting strep in Pittsburg.」との文も。

ホンマにそれなら良いんですけど、取り敢えずピッツバーグではコロナ以外にも普通にPharyngitisが流行っているんでしょうね。

娘からはどれくらい症状が続くものなのかとかいろいろな質問があったのですが、何れにしても明確なのは明日のワシントンDCでの長女とのクリスマス・ディナーは消えて無くなったということです。orz

長女も次女もDCでのミーティングを愉しみにしていたようですが、今回は残念ながらキャンセル。次女は昔から家族で移動しようという時に直前になって熱を出したり風邪をひいたりして家族全体のスケジュールを止めてしまうことが多かったので今更なにも驚きませんが、今でも恒例のようです。w

かくいう私も実は幼少時には同じような歴を持っておりまして、親父に言わせると週末ごとに夜になると熱を出して親に担がれて小児科に行っていたと言う話ですので、親子共々似たりよったりという事なのでしょう。

さて、この件は既に当然のようにバージニアに住んでいる長女にも伝わっておりまして、涙目の絵文字とともに「Had to cancel.」とのテキストが送られてきた後にボイスで話となりました。

あまりにも直前なので、もしかしたら明日のホテルはキャンセル料全額取られるかもしれないと、長女は心配して予め「お父さんゴメンね、もしそうなったら。」と言ってきましたが、そんな事は不可抗力ですので言っても詮無きこと。「気にするな~。w」で終わりです。

コロナかもしれないので、取り敢えず検査には行くそうですが、おそらく細かい症状を聞く限りでは細菌性咽頭炎と思われます。娘達には可愛そうな年末となりましたが、仕方ないものは仕方ない。人間ですから病気にもなります。

早く回復して良い新年を迎えて欲しいと思う日本の両親でした。


2021年12月23日木曜日

残念ながら再び面会制限

病院の面会対応がまた残念な方向に動き始めました。

本当にこのコロナの時代になってからは「心ならずも」患者さんの家族さん達が病院に訪れるのを制限、しかもほとんど謝絶に近いような制限をかけてきていました。iPadやiPhone等を使ったリモートの面会という手段も使われてはいますが、身近に立体的に向かい合う家族同士の面会には全く勝てません。

少なくとも10月頃までは本当に「最後の瞬間」が近づいたと思われる患者さん方を中心として主治医の特別の判断でのみ患者さんの限定された数の御親族のみ(一回にほぼ2人まで)に面会していただくという感じだったのですが、11月の末頃からは世間のコロナ禍の収束をジッと横目で睨みながらかなり大きく面会制限を緩めてきていました。

少なくとも事前に申請があれば10時から4時位までの間でしたら普通に一回3人程度までの10分程度の面会は可としていました。それには御家族の皆さんも大変に喜ばれて我々自身も喜んでいたのですが、面会前の説明を面会者に手短にさせていただく時に「おそらくは次の変異株などの出現による流行再開により再度病院の門が閉まっていく可能性が極めて高い」という説明をしていました。

そして、感染力の強いオミクロン株が流行り始めた今、再びそのゲートが閉まり始めたのでした。病院全体の決定ですから仕方ありません。

そもそも、感染性が強いとは言えデルタ株に比べるとおそらく65歳以下で大きな疾患背景のない一般人にとってはかなり致死性という意味では低そうだと思われるオミクロン株なのですが、入院されている方々と言えばほぼ全員が高齢、若しくは重篤な疾患のある方、若しくはその両方が重なった方ですので、普通の方々が無症候性の状態で院内に持ち込む可能性の非常に高い今回のオミクロン・コロナはデルタ同様に患者さんの視点からは脅威であることに変わりはありません。

本当に医療従事者にとってはヤレヤレと言う奴で、無症候性に感染した医療従事者が増えれば増えるほど「気づいた時には」もう病棟中に感染が拡大していた等というシナリオが有り得るわけです。そしてその時には病棟で働く人員自体を削らずを得なくなり、大幅に人手が足らない!病院自体の仕事が回らない!という恐怖のシナリオが成立する事も。

流石に抗原陽性状態では業務に戻れませんし、更にはPCR陽性もおそらく現場への業務復帰がどうなるのか微妙なところです。

コロナのせいで矢鱈と考える設定や不便が増えて大概迷惑しています。もうええ加減にせいや!というのが本音ですね。


2021年12月22日水曜日

年賀状準備するも・・・

年末も本当にそこまでやって参りました。

ふるさと納税の追い込み、クリスマス・プレゼントの準備、お正月に向けての細々したセットアップなどちょっとずつですが、いろいろとしなければならないことがあります。その中で今年も一つ問題なのが年賀状です。

そもそもアメリカにいる時間が長かったので、年賀状の代わりに出していたのはクリスマス・カードでした。勿論、日本の主だった知人にも年賀状としてクリスマス・カードを出していたのですが、年賀状と違うのは適当に早めに出しても適当な頃に着いてくれるので、余り時間のことを気にしなくても良いというところ。

年賀状はXX日までに出せばお正月に着きます!というお約束ごとがあるので、そこに時間的な制約が入ってくることになります。そこが私のような締切りに向けて動けない人間にはクリティカルなところ。毎年嫁さんに呆れられながらギリギリになって年賀状の作成に取り掛かります。

一旦始まると常日頃その友人、先輩達にお世話になっていること思っていることが山のようにありますので、その中の一つを頭の中から拾って書きつけるだけです。それにしてもこういう年賀状は物理的に「形」になってますから何時まで立っても普通は残ります。しかし、最近は嫁さんも段々と挨拶をデジタル形式に移行させているようで、近未来的には年賀状やクリスマス・カードを全てLINEやその他のデジタル・フォームで済ませる方向に進んでいるようです。

私も、時折そういった事を考えるんですけど、やはり紙媒体には紙媒体の良さというものがあるんですよね。確実に。

やはりオジサンはここら辺りのことはなかなか変えきりませんね。2世代くらい若い人達はこういった年中行事の挨拶はどうされてるんでしょうかね。少なくともお歳暮というシステムが若い人達の間は勿論、我が家でも死に体であることは何となく納得しているんですけど、この年賀状の件に関しては一回10人ほどに聞いて回って当世年賀状事情というものを探ってみないとならないようと思ってます。

それにしても2001年宇宙の旅の未来のSFも既に20年前の話。2010年宇宙の旅も既に10年以上前の話。思えば遠くへ来たもんだの世界になってしまいました。そりゃオレもおじさんになるわな。w


2021年12月21日火曜日

マックのポテトSサイズだけって・・・

日本における食糧危機は何時でも起こると私は思っています。結構マジで。

ですが、今回の件が果たしてそれと繋がっているか否かということに関しては余り自信がありません。東京都知事や総理大臣までもが「年末は牛乳を飲んで頂けまいか」と国民に直に頼むという具合。これは相当酪農業界が苦境にあるということでしょうね。それにしても、私はチーズを含めた乳製品は大が5つ付くくらい大好きですので、そういった消費の要請があるのであればガンガン飲もうと思います。幸いにして私は牛乳に対してはどれほど飲んでも全く腹は柔くならない人ですし、嫁さんもこの「牛乳消費増大」のアイデアには賛同してくれましたので、早速プロジェクト始動です。

さて、マックのポテトがその原材料となるポテトの輸出港のトラブルによりSサイズしか供給できないとの驚きのお知らせ。しかし、しかし、しかし、これって果たして北海道などからのポテトの供給なんかを十分に追求した上での話なんでしょうかね?日本の中でさえも季節の中で雨の過多や気温の上下でいろいろなものが過剰に出来たり大凶作だったり。

私はいつも思うんですが、基本的に私は日本は戦略的にもっと食料の自給率や貯蓄率をあげていくことがエネルギー政策と同じレベルで大切だと思うんですけど。隣の赤い国の巨大な胃袋が日本人が今まで食べていたけれど、競合していなかったものを次々に食べ始めていることで、日本の商社がそういった肉を始めとした食材の「買い負け」が頻発しているとのこと。

結局、こういった食料の競りでは金で横っ面を叩いたほうが勝ちでしょうから、金満だろうがなんだろうが、金に倫理はありませんので金持ってるほうが勝つ訳ですから、そろそろ本格的に日本の我々は美味しいものを始めとした多くの食料品の輸入を心配しないといけないんじゃないかと思います。

これから先、日本で作られる自給自足される農産物でさえもどんどん高くなってくるような予感がします。安いものは極端に安く高いものはどこまでも高くなって来ている日本ですが、おそらく全体的に高い方へジリジリとシフトしていくような気がするのでした。

知らんけど。w


2021年12月20日月曜日

寝ていたらいきなり長女から電話

ベッドに入って数分経った時にいきなりスマホのTelegramからピンピンと着信音。

「どっち?」私がTelegramに登録しているのは長女と次女のみですから、どちらかの娘と云うことになります。寝ぼけ始めた目を開けてよく見ると長女からのメッセージ。メッセージを開けて読んでみると「お父さん」「Need advice」「About traveling」と入ってきていましたので、私の方が「To where?」と返したところで、いきなりcallに切り替わりました。

話し声のトーンからしてまず元気そうで何より安心しましたが、話の内容は単純かつ複雑な事でした。要するに、このクリスマスに予約したDCのホテルに行った時にレストランとかに妹と入って皆の中で食事をして良いものかというものでした。

私としては今の時点でのデータを話すだけで、以下の様な話をしました。

  • アメリカの現時点でのオミクロン株はおそらく7割。残りは未だデルタと考えられる。
  • お前は既に三度のファイザーの接種をしているし、抗体価のブーストは回数的にも年齢的にも確実。妹も日本に来た時にこの前ワクチンを二度ファイザーで打ってアメリカに帰っているけど、時間的にもベストのブースト期だと思う。
  • オミクロン株はおそらく現時点ではデルタ株と比べて70倍ほどの感染力があるという報告も中国ではある(怪しい?w)から、多分、measles(麻疹)のような空気感染レベルの感染力があるのかもしれないけど、おそらく病原性はそこまでは強くなくてお前たち若者が万一感染しても激しい頭痛やある程度の熱、倦怠感が先行するだろうけれど、無症状で終わってしまう可能性も高いと思う。
  • 今のところ言われているのはオミクロン株は上気道炎を起こすけれど肺での増殖力はそれほど強くない可能性が高くて、そのせいで死亡率はデルタとは違ってイギリスでも数分の1に抑えられている可能性も「無いとは言えない」と話しました。無論、ワクチンや既感染者による集団免疫の構成による防御も十分あり得るとの話も。
ということを話て、マスクをしていないような人間の多い人混みの中に飛び込んでいくのでなければ大丈夫だよ!って言いました。既に、その前に友達とするはずだった友人達とのパーティーはキャンセルしたみたいですので、そこは感染症学的には正解と言っておきました。

その後は暗闇の中で英語と日本語で仕事や私生活友人や上司の話などを話し続け、「おやすみ~」と話し終わってTelegramの通信記録をちらっと見てみるとあっと言う間に30分も話していました。

娘達との話ってまた嫁さんとの話とは中身が大きく違ってなんだか楽しいです。


2021年12月19日日曜日

M-1 グランプリ

年末恒例の行事であるM1グランプリを観ました。

歴代の優勝者を観る限りは皆、その後に順当な活躍をしている人達ばかりで、9割方は「作られた結果」ではなく、登場時点で既に何度もそれまでの挑戦で準決勝なんかまで上がってきていたり、「既にこんなに人気は十分あるし実力もあるのにここに居るの?」と言うくらいのコンビでさえもが「優勝はしていないから結成15年までの枠を超えない範囲で挑戦し続ける」なんて云うパターンもあります。下の優勝者たちを見ると「(ほぼ)順当やな」と言う一言しかありません。

豪華な陣容です!

今回のグランプリを通じて思ったのは「順当」いう一言でした。昨年の優勝やその前後の色々なコンビの戦いぶりを観ていても、「面白ければ何でもあり」という傾向は大いにあったのですが、今回の勝者の錦鯉はまさに漫才の王道である喋りの内容で順当に勝負して、誰もが笑える内容で勝ちを攫っていったという点でもう一度原点に回帰したかなと感じました。

「喋る勢い」だけではない、計算されたコンテンツで人を笑わせるというのは重要な芸でしょう。どちらかと言うと若手達がドタバタした動きと喋りで舞台周辺の笑いを誘っていたのに比べて、誰が聞いても、「ラジオで話だけ聞いても面白い!」というベクトルで魅せてくれたのが彼等だったことを思うと私は彼等の勝ちは実に順当だと思いました。

ネット上では「地味」な勝利などという意見もあったようですが、私的には立派な勝利でした。下のビデオでは今から10年前の長谷川の一人暮らしの様子が取材され、更に里帰りして母にその芸を見せるところが映っています。

この放送から更に10年経って今日の栄冠を手にしたわけですが、これまでの長い苦労をその肥やしとして、これからバンバン名を売ってずっと自分の息子を信じてくれたお母さんを喜ばして欲しいとホンマに思うワシでした。


2021年12月18日土曜日

久しぶりにメガネを買ったのですが・・・

何故かも判らないし何処かも判らないのですが、仕事用の眼鏡を紛失しました。

その日の仕事には掛けていたし、レザーのケースにも入れた記憶はあるのですが、それから後に仕事場の机の周辺やナース・ステーションに置いてきたのか?それとも車へ持って行く迄に何処かで落としたのか?まあ、済んでしまったことはしょうがありません。

取り敢えず幸いだったのは2本ある眼鏡のうち失くしたのは職場でのモニタを見たり書類を認めたりする時のメガネの方だったので、家に帰ったり移動する時に遠くをきちんと見ることが出来なければならない方に合わせた眼鏡はそのまま使えて運転ができることでした。

この眼鏡であれば取り敢えずは外しさえすれば近くのものも裸眼で観ることが出来ますので特に大きな問題はありません。とは言え、その時の棟方志功のようなモニタやカルテへの目の近づけ方は、一部の看護師さんからは大声で「先生、それじゃお爺ちゃんみたいじゃない!」等と言われるような風体です。w

やはりそれが続くのもいろいろと問題がありますので、今日は嫁さんと息子を連れてAEON長久手まで行ってメガネを作ってきました。

昔と比べて(昔と言っても四半世紀前!)眼鏡というのは本当に安くなりましたね。レンズ付きでも1万円を切るなんて云うのはごく普通で、2本目からはその半額なんて云うのも普通の感じ。一体どうやって利益を上げているのか謎と言うレベルですが、それでも商売繁盛しているように見えますので何らかの利益構造がそこにはあるのでしょう。知りませんが。

とにかく、今回お店で検眼をしてもらった後「2本で1.5本分」と言うシステムを使って1本は近距離、もう1本は遠距離用にして近距離用のものにはBlue lightをカットするコーティングをしてもらいました。

その1本のコーティングが介在するために仕上がりは数日後となった訳ですが、今迄仕事で都合がつかず、既に10日ほど待ったのでその数日くらいはなんてことはありません。

それにしても、目が悪いとパイロットにはなれませんな~。一体どうやったらパイロットの皆さん方は視力を維持してるんでしょうね。本当に謎です。年を取ってくると「より」わかるんですけど、眼の健康も本当に大切なものですね。最近の実感です。


2021年12月17日金曜日

また無残な事になった

本当に言葉を失いました。

京アニの放火事件で信じられないほどの数の方々が一軒の家でお亡くなりになったのが最後とも思いたかったのですが、再び放火事件で少なくとも24人もの方々の命が奪われました。殆どは前回の悲惨な事件のようにCO中毒かと思われていますが、司法解剖の結果が未だ出ていないのであくまで周辺情報からの推測ですが本当に酷い。

いわゆる都会の小さな雑居ビル内にある心療内科の診察室と待合室に60代の通院歴のあるおっさんがガソリンを撒いたのではないかという話。ここでもまたガソリンが凶器として使われた模様で、そんなものをゲリラ的に撒かれて火が着けばどんな人間にも消すことなど出来ません。

事件の現場となった心療内科の評判は大変良かったようで、患者さんの受診が引きも切らないクリニックだったようなので返す返すも二重に残念です。医師、看護師さん、臨床心理士、通院中の患者さん方など一気にお亡くなりになったのかと思われます。一酸化炭素での死は殆ど即死に近いものだと思われまう。実際、COのヘモグロビンへの結合能は酸素の200倍以上ありますから、本当に内呼吸の阻害物という意味では身近にある危険な物質の代表です。

実はこの冬に入ってあちこちで重要な歴史的建造物なども含めた放火が疑われる火災が次々発生している事に対して一体今年は何か火災に関してはおかしくないか?というような事をこの数週間ずっと話していたのですが、それがこんな嫌な形で年末のニュースを聞くことになるとは・・・。

通院患者が通院患者を襲う等という有ってはならないことが年末の大阪で起きてしまいました。助ける側と助けられる側が協力しあって治療行為を行っていたこのようなクリニックの悲劇に心の底から悲しみを覚えます。

お亡くなりになられた方々の心からの御冥福をお祈りいたします。


2021年12月16日木曜日

精神的に耐えられない筋書き

私が耐えられないものが「一部の」フィクションです。特にテレビ関係の。

その多くはテレビ・ドラマですが、時には映画だったりもしますし書いてあるものだったりもします。一時期流行った携帯小説とかはその中でも私にとって最悪の部類で、ある人から「感動しました!読んでみてください。」とか言われて読み初めて我慢して読んだ最初の数ページでその文体と内容に激しい怒りと嫌悪感を覚えて止めました。

敢えてその小説(と言っていいのか?)の名前は挙げませんが、我々がアメリカにいた頃には日本で映画化もされて結構ヒットした話だったと思います。後になって聞いたところこの本を私に紹介してくれた若い彼は(彼女によると)本などほとんど読んだことがないという人物との事でしたが、やはり読書体験というのは本を読むときにその読後感とかに大きな影響を及ぼすのかもしれません。ホントにこんなものをよく読めるな・・・と思ったのですが、彼自信はナイスガイでしたので、人と読書というのはまた別の話なんだろうとは思いますが。

いつもこういったフィクションに関して嫁さんと議論(というよりも言い争い)になるのですが、フィクション/ドラマの設定で「リアルワールドであれば絶対に有り得ん!」という前提で始まる物語の中で「あたかもこれは本当に起きるかもと言いたげに」視聴者に見せ始めようとするものに強い嫌悪感を覚えるのです。(医療ドラマなんかは特に脚本家を呪い殺したくなるような酷いのが多いんですけどね。)

そういうドラマが始まったりすると、私が嫁さんの横でドラマの設定や出演者の台詞を罵り始めるので、毎度嫁さんはその手のドラマを予め録画しておいて私が決して観ることのない時間帯にこっそり観ているようです。要するに「一緒には観られん」とのことで、嫁さんには「有り得んってわかっててもそれがドラマだから良いの!」と強く言われるのですが、そのそもそもの大前提が二人の間で全く異なる譲れない一線ですので毎度お互いの顔を見て「だからお前は」「だからあんたは」と言う感じになって終わりです。w

私からすれば、有り得ない前提をベースにするようなお話というのがおおいに許されるのはSFであって、SFであれば映像化されるようなレベルのものは殆どが純粋に前提をぶっ飛ばして楽しめるものが多いというのが私の持論。宇宙船がワープをしようが、ワーム・ホールを使って別の宇宙に行こうが、異星人と会話しようがタイム・マシンを使っていろいろとやったりしようがそれはSFだからありなのです。

要するに普通の生活背景を写し込むようなヒューマン・ドラマで絶対無いような設定で話を始めるのは最終的にミスリーディングを黙認した様な荒唐無稽な起承転結を持っているものが多くて許せないのです。そしてそれを観て楽しんでいる聴衆も!(<嫁さん)そんなのに比べたら「事実は小説よりも奇なり」を地で行くノン・フィクションのほうがよっぽど良質のものが世の中には大量に存在すると私自身は思っていますが、ドラマ化は金がかかるし史実とズレたりすると批判が面倒だから恐らく及び腰なんでしょうけどね。

まあ、ここで私が書いたのは殆どが日本のテレビ局が作るクソ・ドラマのことに絞った話ですので、フィクションはフィクションとして世界中に良質のものがゴマンとあるわけですが、日本のテレビ局が公共の電波を使ってそういう行為を行っていることが単純に許せないと言ったほうが良いのでしょうかね、正直に。

そういうところが大人げないと毎度、嫁さんに強く窘(たしな)められるのですが、知ったことでは有りません・・・。生理的に受け付けないものは受け付けないのでした。(# ゚Д゚)


2021年12月15日水曜日

20年ぶりに発症・・・

昨日の訪問診療は散々でした。

午前は何事もなく普通に終了したのですが、お昼休みが終わって午後の診療のために中村区の周辺を回り始めた第一軒目の入り口に立つべく後部座席から車外に出た瞬間に胸に異様な感覚が起きました。

ドクン!と言う感じが始まった後、私には何が起きたかすぐに理解できました。20年前にNIHで戦っていた頃、家でチビ助だった息子を風呂に入れるべく裸で追い駆けっこし始めたその瞬間に、急に胸がどきどきして止まらなくなりました。その数は脈を取り切れないほど。

当時、隣のアパートに住んでいた小児科のO先生のところに電話をして近くの病院に一緒に行って貰うことにしました。おそらくPSVTだろうなと思いながらすぐに病院に着いてECGモニタを着けてすぐにPSVTの宣告。当初190程度あったものがそのまま待っているうちに130程度までドロップ。更に数分で120前後まで落ちました。

基本的に100以上は頻脈と呼ぶのですが、ドクターは取り敢えずこれくらいなら様子を見たまま家に帰っていいよ、との御宣託だったので車でそのまま帰りましたが、来た時にはドクターから「車を運転してくるのはいかんでしょ!」と当たり前の事でたしなめられました。w

そして、本日起こったことはまさに同じ現象。車の後部座席から看護師さんと運転手さんに謝りながら、近くの通称「中村日赤」(=第一日赤)の救急外来に入っていきました。持っていたパルスオキシメーターでは脈拍205!結局20分ほどかかってEMルームに入るとあっと言う間にいモニタリングを全身に着けられ直ぐにカウンターショックまで着けられラインを取られて輸液開始。

研修医達が入れ代わり立ち代わりやってきて問診や治療の説明をしようとしますが、私が医師と解かった瞬間に単に作業だけに専念。w

ATP(アデホス)を少量静注して一瞬だけ気持ち悪くなった直後に脈拍が半分になりました。いつもは患者さんに日常的にやっているのに自分がされるとこんな感じなのかと初めて理解できました。

疲れていたりストレスがあると出やすいこの不整脈。早寝早起きや飲酒禁止を暫くは心がけねばなりません。しかしな~。仕事はきついんだよな・・・。手を抜けないおじさんです。

万一これが数ヶ月で再発するようだったら、アブレーションという方法を使ってreentry回路を焼き切る方法がありますが、起きないような生活を心がけたいと思います!


2021年12月14日火曜日

モノの値段が色々と二極化していると感じました

今日は少し変わった画鋲が欲しくて仕事終わりにダイソーに行ってみました。

中に入ってそれらしい物を手に入れた後、自分のiPhoneの表面のプロテクタが最近少し捲れかかっていることが気になっていることを思い出しました。ところがダイソーという基本は100円ショップということを考えた時に「果たしてここに100円でiPhoneのプロテクタが売っているんだろうか?」という疑問も・・・。

そこで店内を少し歩いてみるとスマホ用品のコーナーっぽいところが見えてきたのでズンズンと期待を持って近づいていくとありました!スマホのプロテクタが各種各世代のiPhone用にきっちり揃っていました。しかも、その種類も3つづつある感じでしたので、blue lightをカットすると謳っているものを選んで買ってみました。

もともと貼っていたのはドンキで買ったものだったのですが、値段を改めて調べてみたところ自分が以前ドンキで買ったものは2690円のものでした。

そこで、家に帰ってこれを自分のスマホに貼ってみると「きれい」でかつ遥かに画面がシャープに見えるではないですか!思わずじーっと見とれてしまったのですが、直ぐに思ったのは「この100円の製品が果たして2500円以上も高いドンキの製品に負けてるか?」という事でした。正直な感想は「勝ってる!圧倒的なコストパフォーマンスでしょう。」というもの。

私自身は今迄スマホの画面を割ったことは一度もありません。もし、今後この製品を貼っていることで画面を割るようなことが有ったらもしかするとこの製品の品質なのかもしれませんが、今のところそういう事が起きる予兆は何も感じません。^^

食べ物でも着るものでも色々と物の値段が二極化しているなと最近は常々感じるんですけど、安ければ良いというものでも無いのは確か、高ければ良いというものでも無し。値段とコスパを見極める賢い消費者にならないといかんなとも思うし、そういう人達は既にたくさん居るんでしょうね。

いやあ、でもダイソーの当たりの品は良いものは良いですね~!


2021年12月13日月曜日

YouTubeに出続ける不快な広告

二年ほど前からなんか不快感が増していました。

特に不快なのは「ふざけるな」レベルの気持ち悪い宣伝である鼻からニュルっと出てきた角栓を強調した写真。一体何が言いたいのかというレベルです。最近この手の写真が何度も何度もYouTubeを観ると出てくるAD群に潜んでいます。

YouTubeを観る前に出てくるこれらの宣伝も何本かに一本ビデオ再生開始の頭に出てきたり、頭に出てくるタイプのものの中にも二本の短いCMが数秒ずつ出てくるやつとか、一本の長いものを見せられるやつとかありますし、長いビデオを再生するタイプのものでは途中で何度も中断を受けます。まあ、金を払ってない素晴らしいサービスですからそれが代償なのでしょうが・・・。

以前は確かにCMは入っていましたが、これほどの頻度ではなかったのは確かですし、そもそもCMの内容がこんなに下衆なものではありませんでした。二年くらい前から特に増えた印象が強いのは似非健康促進系のCM。「XとYを混ぜると驚くべき効果が!」とか「あのZを塗るだけで実は驚きの効果が!」というような「XXをするだけで~!」風のまともな知性の持ち主なら即座にハーッとため息を漏らしたくなるような胡散臭いもの。体重減や毛髪促進系、目元の皺やたるみの解消も含め絶対にあり得ねえ!と笑って即断できるようなものばかり。

果たしてこんなものを観て本当に何らかのポジティブなアクションを起こすような視聴者が居るのかという話。まずは私が観るようなYouTubeのコンテンツから逆に解析されてこれらのCMが押し付けられているのかと思うと我ながら大笑いですし、そもそも送り出すCM自体が20個位しか無いのかね?と言いたいです。

こういったインチキCM群を見ているとネットCM花盛りと言うけれど、内容は玉石混交の石なかでも特に糞石みたいなのが多いなと思わず漏らさざるを得ませんよね。w

こういったインチキ広告が送り出す誤った健康情報に関して広告を許しているYouTube側は法的責任を問われる事は無いのだろうかと逆に心配になってきます。そのうち何らかのアクションをYouTube自身が取るような気がしますが・・・。
インチキ商売でいつも思い出すponzi scheme(ネズミ講)系のパロディ。
↑永遠の名作ですな。

2021年12月12日日曜日

アニメやファンタジーでもこうはいかない!

あり得ないような物凄いシーズンだったと思います。今年のF1ワールド・チャンピオンシップ!確実に歴史に語り継がれる試合となりました。

そもそも最終戦の「直前」のサウジアラビアまではそれまで2位になっていたイギリスのハミルトンと、調子を上げて1位になっていたオランダのフェルスタッペンがDriver's rankingで同点に並ぶという状況。

しかも、そこに至るまではお互いのマシンやタイヤの選択やチームの複雑な戦略の絡み合いでまさに抜きつ抜かれつの状況でしたので、最終戦のアブダビにまできてこの数戦は調子の良いエンジンとその車体構造が暑い高速サーキットにピタリと合っていたメルセデスのハミルトンがおそらくかなりのアドバンテージをもって最終戦の戦闘会場に入ってきたと私は思っていました。

取り敢えず盟友チェコ(Perez)の素晴らしいアシストもあって予選ではトップに立ったフェルスタッペンでしたが、決勝ではいきなりハミルトンに抜かれて「やはり」その調子の差が本番で燃料を満タンにした状態で出てきました。

全体の流れを見ていても平均的な速度の差を見ていても、これはハミルトンの8度目の世界チャンピオン獲得という物凄い偉業達成を目の当たりにして今年は終わるのかなと思わせたのですが、その後20周目以降もこれまたチェコのド根性アシストには本当に魂を揺さぶられるものがあり、その間にハミルトンは抑えつけられるという物語が生まれました。更に、最後の5周を残してラティフィのバリア衝突が発生しドラマの最終章が幕開け。

残り一周をのこして、新品のタイヤに履き替えたハミルトンが再スタートが切られた最終周でハミルトン襲いかかり、そのタイヤのアドバンテージを使って容易にトップに立ち最終コーナーを駆け抜けていきました。

おまけに最終戦調子を上げて頑張り続けた角田選手もゴールしてみれば今までの不運も失敗も全て無かった事にしてしまうような情熱的で知的な走りで魅せて最終4位!来年への期待を大きく膨らませてくれる有終の美でした。

コンストラクターズはメルセデス。ドライバーはホンダ・エンジンのフェルスタッペンという激闘。一時期はアロンソに「GP2エンジン!」とまで馬鹿にされたホンダ・エンジン。遂に雪辱してくれましたよ。よくぞここまでの短期間で強くなったものです。恐らくこのまま続けたら、メルセデスが逆立ちしてもと言うくらい強いエンジンを作っってしまうかもとは思っているのですが、残念ながら今年でホンダはF1終了。一つの歴史が一旦幕を閉じました。

しかし、天才と天才の戦闘はまだまだ続きますし角田選手の成長もまさに来年からが本領の年と思われます。来年もまた熱い戦いの到来が楽しみです。


2021年12月11日土曜日

GoTo Eat当たった

以前、大々的にGoToXXが政府によって主催された時には興味もなかったこのGoToシリーズ。

しかし、今だけは少なくともコロナが収まっています!今を除いて歩き回れるチャンスが次に何時来るかは誰にもわかりません。今回、地域振興券のような形式で愛知県内で使えるGoToが出てきましたので、嫁さんが「こんなのあるし、当たるか知らんけど買っとこうか?」と言ってきましたので、限度である一人2セット=¥20,000で応募したみたいでした。使える額は20%割増しの\24,000分です。

実際に当たった後に発行されたのは素っ気ない紙切れで下のようなものがFamily Martで発行されました。
嫁さんによると、今回のキャンペーン自体は既に4回目くらい?との事でしたが、特に「食べ物」に拘ったこのような催し物に興味を持った訳でもなくて、美味しいものを自分の住んでいる域内で食べ歩こうというのは何だか楽しそうだと考えたというのが正直なところです。

私自身はやはりまだまだ見つけきっていない近所にある美味しい店、頑張っている店を「嫁さんの探求力」に依りかかかって、一口乗りたいと思います。w

今回の愛知のGoToシリーズは2月末日までに使い切るようなセットアップがなされている事と、一人あたりの上限額を2セットまででストップさせてなるべく多くの人達に満遍なく行き渡るようにしたそうなので、我々家族にも当たったのかもしれません。

きっと、来年の2月までにチョコチョコっとずつではあるでしょうが、このキャンペーンを利用して嫁さんのチョイスに沿って新規に新しい食べ物屋を開拓していこうと思います。



2021年12月10日金曜日

時代とズレてくるってこういうことか?w

私自身はまず観ることもないのですが、今年年末の紅白歌合戦の出場者が発表されているのに気づきました。

まずは一覧表。
紅白出場歌手とは言っても、その年にこの人は是非出て頂きたいというような人が「必ずしも」選ばれているわけではないし、選ばれてもごく普通に辞退するような人やグループが当たり前のように沢山居ることも今ではもう多くの人にとって常識になってしまいました。

マス・プロダクション戦略の延長線上で、多くの人が比較的絞られたターゲットに対して憧れを示していたような時代とは違って国民的大スターなどというものは本当に生まれにくい時代になっていますし。ある世代には劇的に受けて知られていても他の世代には「誰それ?」と言われてしまうパターンが平成以降は普通ですしね。

それで上の表。私が紅白共に全員を見渡して感じたのは「オレも大概おっさんだな~」というもの。紅組の中で顔と名前が合う人間・グループの数は7つ。白組もやはり7つ。この数はいわゆる写真と名前を提示されてその2つを自信を持って線引できるか?と云われたときに「YES」と答えられる数です。

昔から壊滅的にダメなのがグループ。十把一絡げレベルの集団として管理されて、センターというのが日々変わっていくようなプロモーションを受けている秋元康系の皆さまを始めとして、そのスピンアウトした卒業生もなんとなく名前と顔が合うくらいで、そうなのかな?と思うくらいであって、金を賭けて名前と顔を出されても絶対に賭け自体を受けようとは思いません。w

上のグループで全く名前さえ聞いたことがないのが紅組で7つ。白組で7つ。アメリカのシンガーやグループのほうがよっぽどマッチします。結局、アメリカ滞在が長かったことと、そもそもテレビや芸能物を観ないことと、年齢の上昇に伴う世代のズレ等が複合的に重なってこれほどまでに知らない人々やグループが増えてしまったのでしょうね。

そのうち、テーブル全体のうち2/3とか4/5とかが「見たことも聞いたこともない!」とかいう風になっていくのでしょうか。まあ、世の中のおっさんの8割方はそんなものなんかな。知りませんが。

ここまで書いて、今度周りの同僚や看護師さんに聞いてみようと思いました。^^

2021年12月9日木曜日

娘達へのクリスマス・プレゼント

私がPCを使って夕食後のダイニングテーブルで作業をしていると横のソファに居た嫁さんのLINEに長女からコールが入ってきました。

普通はこんな時間に娘から音声コールが入るようなことはないので、「何かびっくりした。困りごとでもあるのかなと思って。」というような事を横で嫁さんが話していたのですが、二言三言話した後、いきなり笑って私にスマホを渡してきました。

「元気してるか~?」と言う話から始まりましたが、横から嫁さんが「クリスマスプレゼントの話!」というような事を囁いていたので、私から「クリスマスプレゼントは?」と敢えて聞いてみました。すると「私達クリスマスをワシントンDCのホテルで過ごそうと考えてるんだけど、DCのホテル代お父さんに出して貰えないかな~って思って。」と切り出してきました。w

どうやら最初に嫁さんと話し始めたときに、こっそり「ホテル代出してもらえるかな~?」と聞いてたみたいで、それでニヤニヤと私にスマホを渡してきたみたいです。

答えは簡単で、OKの返事を出しました。そもそも、アメリカに居る娘達二人に何を送ってあげようかなと思っていたところでしたから、向こうからプレゼントを選択してくれたようなものです。こちらとしても二つ返事で承知したのは自然の成り行きでした。

DCのクリスマスは過ごし方にもよりますが、静かなもの。パーティーがあるところはまあにぎやかなのでしょうが、基本的にアメリカ人はクリスマスパーティーは国中に散らばる親戚一同が集まる日本の盆や正月のようなもの。むしろ2つが合わさったイベント・サイズと思ったほうが良いかもしれません。

今年は娘達が二人とも日本の母親とは一緒にいないクリスマスと新年。安全で楽しい時間を過ごしてほしいものです。


2021年12月8日水曜日

車の修理・家電の修理

3日ほど前から後部ドアの右側が「開かないこと」が時々発生するようになりました。

車を購入して5年半が経過しましたが、こういう感じで故障箇所が発生したのは初めての経験です。いつもは何も起きなくてもリコールの通知が来て、その通知をお店に電話で相談すると通常は直ぐに作業の予約日時と時間を確認してくれます。

作業が軽いものでは30分程度で、長引くものだと代車の確認をして日時をとってくれますが最大でも一日あれば済むものばかり。朝借りて夕方には返すような段取りのものがほぼ全てでしょうか。

ところで、今回仕事の終わった後に車を代理店に持っていってメカニックの方とお話をさせていただいたところ、おそらくは後部ドアの開閉に関連している3つのモーターの何れか一つが壊れている可能性が高いという話でしたので、早速コンピュータで診断にかけてもらうと予想通りで「ドア用モーターの力が正常に伝達されていない可能性あり」という御宣託が返ってきました。

今の時代、分解してその中のモーター一つを交換するなんてことはもうしなくて、当然のようにそのモーターを含むアセンブリ全体の交換というのが日常とのことで修理金額を尋ねたところ「およそ4万円ちょっと」とのことでした。モーター一個が壊れても全部を換えて工賃を入れるとその程度にはなるということ。いまのところ10回に一回程度の作動不良ですので、まあもう少し様子を見ようとは思っているんですが、そのうち頻度も上がってうんともすんとも言わなくなるのでしょうかね。その時はギブアップして持ち込みですが。

メカの方が自虐的に言っておられたのですが「私達メカニックはもう今では修理屋じゃなくて自分達のことを交換屋って呼んでます。」との事。しかし、これって別に車だけじゃないですよね?昔はテレビの修理なども技能検定みたいなのがあって、普通に修理の箇所を見極めて半田ごてを使ってトランジスタやコンデンサを交換するようなちょっと素人には手が出せない系の技術やさんが町の電気店には居たものですが、今では診断用のPCにカプラを突っ込んで車は故障診断され、あっと言う間にアセンブリ交換。電気製品に至っては診断もせずに保証期限内であればほぼ回路基盤ごと交換とか製品そのものを新品にして壊れたと思われるものはそのまま持ち帰っていってしまったりする始末。

技術が高度化してかえって我々の日常生活からは技術がワークするための根本的な原理というものを理解するチャンスと言うものが遠ざかたり、失われたりしているような気がしています。

我々が子供の頃は時計も歯車やてんぷが目に見えていたので、バラしてもその原理が推測できました。しかしスマホはそうはいきませんし、デジタル時計も同様。デジタルの時代にはアナログで見えていた部分がどんどん基盤の上に置き換わってしまって技術者との距離は遠くなるばかり、下手すると技術者自身も自分の回路と関係ないところは何が何だか…という世界になってきているのではないでしょうか。

世の中も先に進めば進むほど各部門は先鋭化していってお互いの世界が見えづらくなるという絵面は、何だか自分のいる医学の世界や研究者の世界にそっくりです。

多くのエリアを俯瞰して物事を先に進められる人の必要性も逆に大企業や研究開発部門では高給で迎えられる時代ですが、私のようなレベルの者はとてもとてもその天才レベルの世界を伺い知ることさえ出来ません。テクノロジーの最先端エリアでそのレベルの活躍ができるのはいつも世界最高級の企業でも僅か数名程度ずつだと思っています。残り99%はそれをサポートする枝葉のスペシャリストだと思ってます。

人類の進歩っていうのはやはりAI無しでは成し遂げられない特異点がどこかに来るのでしょうね。

2021年12月7日火曜日

恐るべし高級梅干し

私は梅干しが嫌いです。

そもそも小さな頃から全く食べることが出来ませんでした。「酸っぱさ」という味覚に対しては体がそれを好みとしては受け付けてくれなかったのです。私の親父も全くそういう人物で、甘味には目がないけれども辛さや酸っぱさには全く理解を示す事が出来ないという人でした。

これとは反対に私の母親は酸っぱいものが鬼のように好きで、私が中学の時の出来事としていまだに覚えているのは縦横各10センチ深さ5センチ程度のタッパーウェアに入っていた恐らく100個を優に超える小粒の青梅を一晩で食べてしまった事。私から見ると気違い沙汰です。w

思うに、本来「美味しさの堪能」という能力を自家薬籠中のものにするためには、舌の上に乗せるものをきちんと選びながら舌の感知能力を磨いていくことで達成されると思うのですが、私のベロの上に乗っかってきたのは常に毒々しい人工甘味料や砂糖をたっぷり含んだ食べ物でした。そういう意味ではそういった訓練は全くなされた形跡はなく私の今があると思うんですが、酸っぱいもの以外はほとんど何を食べても美味しいと言うようにはなったのですが・・・。(それでも、梅酒は美味いなと感じていたのですが、何と言っても梅酒は酸っぱくないですからね~。)

まあ、私がどうであろうと酸っぱいものや辛いものの美味しさを「美味い!」と感じるようになる人は沢山おりますし、私自身も成人になって辛味であれば美味いと感じることが出来るようになりました。それでも、酸っぱさだけはどうしてもダメで今の今まで酸っぱさは受け付ける事はありませんでした。しかし私の母親はその父親が早くして亡くなり貧しい生活の中で育ちましたので、金銭というものはやはり味のdevelopmentに大きくは関係ないような気がします。そういった例を見るとやはり遺伝子の為せるパートも大きいのでしょうかね。

しかし、今日はそういう固定観念が崩されました。ある方からお歳暮として頂いた南高梅の宝梅「料亭風の梅干し」と云うのを食べて「おお、美味い!」と思いました。

今後私はうちの嫁さんのように梅干しを「食べたいな~!」とかお金を使いたいと思うような人間になることが出来るのでしょうか?むかし私は白身魚というものが食べられませんでしたが、長崎に来て変わりました。その前は赤身魚さえ食べられませんでした。

この歳になって味覚というのはマダマダ成長することが出来るのものなのでしょうか?


2021年12月6日月曜日

愛子様の二十歳の誕生日

素晴らしいな!と感じました。

12月1日が誕生日の内親王愛子様が、サーヤがその昔行事で使われていたティアラを付けて成人の儀式に合わせて報道陣の前にその姿を見せてくださったのですが、もう見ているこっちは完全に「お父さん」モード。

自分の娘が頑張って育って無事に二十歳を迎えてくれた喜びと全く同じで、「よくぞここまで無事に育ってくれました!^^」と言う感じ。中学の頃くらい?に一瞬ですが激やせしたことがあったときに、嫁さんと二人で我が子の事のように本当に心配しました。

それから暫くして大変に元気な姿を再び我々国民の前に見せてくれた時には、正直「陛下も雅子さんも大変だったろうな・・・」と全く他人事とは思えない気持ちで安堵したものです。皇室に属しようがしまいが、人として成長する普通の過程で、湧き上がる「悩みや苦しみ」を親御さんや周囲の力を借りて悩みの壁を突き抜けて、きちんとその都度「殻」を破って立派に「明るいお姉さん」になられたこの20年間を想うと胸が熱くなります。周りの子供達も、知ってか知らずか両陛下の子供ということで周りの親の何気ない会話や忖度の影響を受けて特別に応対するように変な気遣いを「子供なりに」してしまったり、その逆に愛子さんに過干渉したりすることもあったろうと推測してしまいます。思えばここまでの道のりは御両親にとって普通の家庭の子育て以上に長い険しい道のりだったことでしょう。

しかし、今日の健康的な薄化粧をされて愛らしい成人の姿をみて喜ばない人は居ないでしょう。立派な両親に育てられたその姿をみて、次の陛下は「この人で良いな」と私は感じたんですが、日本の天皇系は男系ですからY染色体が引き継がれていない状態での皇統継承はやはり行われないのでしょうね。

過去には数人の女性天皇が存在しましたが、あくまでそれはシステム上の中継ぎ措置であって、Y遺伝子の流れはきちんと保たれているところが諸外国の王室とは「全く」違うところ。おそらく、これからの15年位の間に皇室の継承という意味で大変な期間が経過するわけですが、そんな事とは全く関係なく、今の素敵な笑顔そのままの素晴らしい人生を送って頂きたいなとオジサンは人の娘の親として心の底から願うのでした!


2021年12月5日日曜日

中村吉右衛門の鬼平

小さい頃から知っていた人が最近亡くなり続けます。

今回も私にとっては鬼平犯科帳の「長谷川平蔵」として認識していた中村吉右衛門さんが亡くなられました。事実を知った瞬間は口に出して思わず「えーっ」と言ってしまいました。世代によってある人物の死亡通知は大きく異なるのが常ですが、我々の年代より上の方々にとってはかなり大きな報道ではなかったのかな~と思っているのですが。テレビの中の鬼平は本当に渋い、私がもとより小説の中で思い描いていた平蔵そのものでした。

池波正太郎の書いた本はほとんど全て読んだと自負しているのですが、なかでも鬼平犯科帳は人気のシリーズ。その鬼平を人情味と裁き人としての厳しさの二面を表裏一体で併せ持つ一人の人間として描ききった池波正太郎の想いを完全に具現化することに成功していたように思います。

さて、歌舞伎の世界というのは巷間様々に言われている様に、我々外の世界の人間には中々窺い知ることの出来ないまさに謎多き世界ですが、こういった芸事の世界における客式や世襲の様々な決まり事は、外から眺めているだけの自分にとっても本当にガチガチに大変だなと感じます。

実質的に自分がどう生きたいか等ということは、この世に生まれ落ちた瞬間からほぼ定められてしまっていて、好き嫌いなど全く関係なく、否が応でもその「家」の決まりごとに則って自分の未来をそこに嵌め込んで開拓していかないといけないと云うのは本当にある意味物凄く辛いことだと思います。自分に能力があるか、そして適性というものがそこに有るのかなどということはそもそも自分が発する事のできる質問の選択肢に存在しない訳、言ってみれば王家に生まれた王族のようなもの。そのまま続けていればなにはともあれ晩年にはナントカ褒章とか人間国宝に選ばれるようなことも有るのでしょうが、それが自分の自由な選択を殺してまで得た代償として相応しいのかと言われれば私なら大きくネガティブだろうなと思うんですけどね。

私の中では、吉右衛門さんはその生涯を通じて歌舞伎というものをもっとみんなに知って貰おう、歌舞伎をごく小さな内輪だけの伝統芸能に留め置いてしまうことは避けようと必死の努力をされた方だという認識があって、松本白鳳(9代目松本幸四郎のほうが解りやすいか?)と二人で、平成に入ってから後の歌舞伎界を支えてきた大きな柱の一本だと思っています。

自分に与えられたある意味「過酷な」定めを淡々とこなされ、定められた以上の事をきちんと成し遂げられ、歌舞伎を死んだ過去の芸能にしてしまうことを阻止された偉業は歌舞伎の現代史の中で消えることのない功績として語り継がれることでしょう。

今頃、天国で歴代の名跡に肩を叩かれご苦労だったと慰労され、芸事の話で盛り上がっているんじゃないでしょうか。

ご冥福を心よりお祈りいたします。


2021年12月4日土曜日

お笑い日本大学

変わるわけ無いです。w

お隣の半島に政権が変わる度に身内と友達で内閣を作り上げ、政権が終わる度に次期政権から徹底的に吊るし上げられる国がありますし、その北には親子三代にわたって国家を私する馬鹿共が巣食っています。

我々日本人はそういった隣国を遠目に看ながら「安らかに成仏せよ」と手を合わせているわけですが、我が国の中にもそのミニチュア版みたいなシステムをその内部に「身中の虫」として抱え込んでいる組織が無数にあるわけです。

その腐ったシステムは通常、宗教から株式会社、公共団体、政党、そして今回の日大のように高等教育機関にまで普通に存在している事があり、事件があるとその組織のトップの驚くべき専横と幹部たちの腐れっぷりが炙り出されて世間を賑わすわけですが、人の噂も75日とはよく言ったもので、そういった噂も結局は人の口の端にはのぼらなくなる訳ですが・・・。

今回の日大のタナカという男に関する報道は、結局、ここ20年ばかりの間に知れ渡った、相撲取りという存在の「人としては結構デタラメ」「物凄く力が強いだけのデブ」が多いという残念かつ今では誰でも知っている事実を補佐するだけの事案になってしまいました。

トップに阿る人間だけを寵愛し、イエスマンで周囲を固めることで成り立つ長期政権を作り上げた今回の日大理事は所謂「人事権と金」で人をコントロールし続けたマフィアの首領そのものでしたが、ある意味そういった組織づくりの才能があったんでしょうね。というか、そういった事でしか人生の先を極めることが出来ないという本当に脳内の筋肉を使うだけ使って構築したミニ北朝鮮。立派なもんです。w

今回の日本大学も国からの大量の助成金を貰って運営されているわけですから、日大病院に絡んで発覚したその内情の腐れっぷりは完全に司直の手で解明され尽くす必要があります。恐らく、今回のインシデントは多くの大変な犯罪の余罪の一端に過ぎない可能性が高いと思います。

組織というのは一旦腐ると人の想像を超えて限りどこまでも腐っていくもの。今回の長期政権はその政権が長かった分、腐れ具合は骨の髄まで及んでいると思われます。恐らく数人の個人や会社が上手く金をポンプで吸い上げて数人の人間のためだけに金を回す巨大犯罪組織のようになっているのでしょう。

システムを大幅に改変して理事会だけでは組織はどうしようもないくらい動かないシステムを作り上げないと、この巨大組織は変わることなく次々にミニ田中を産み続けていくでしょう。確実に。


2021年12月3日金曜日

三度目のワクチン接種

三度目の新型コロナワクチン接種の日付が決まりました。来年の1月半ばですね。

当院で最初にワクチンを打ったグループがそろそろ2回目を終了して8ヶ月ですので、おそらくは多くの高年齢層を中心に抗体価が低下気味なのではないかと思われます。そろそろ高齢者のブレーク・スルーが発生してきてもおかしくない時期でもありますし。

基本的には日本中の多くの病院や自治体できちんとした管理の元、計画的なワクチン接種を行おうという機運が最初からあり、多くの医療関係者が多大の努力を払ってかなりの速度と効率で多くの希望者に2回のワクチン接種を行うことができました。その結果、ワクチンを打たなかった人も含めて多くの人口層と地域で新型コロナワクチンの拡大と地域医療の崩壊をすんでのところで防ぐことが出来た訳です。

現場で地域医療に携わっている我々医療従事者の皮膚感覚からして、今回の感染拡大は「Barely escaped」と言う感じ。変異株の種類や日本人の比較的言われたとおりにルールを守ると言う習慣等の幾つかの(幾つもの?)運にも助けられて諸外国との差異を形成することが出来たのではないかと感じています。

これからどうなるのかに関してははっきりとは誰も予想できませんし、恐らくは新たな変異株とワクチンの有効性を発生の都度、念入りに検定しながら緊張感を持って世界中でモニタリングすることになると思いますが、現時点で入ってきている情報では本当にまだまだ粗い予想しか出来ません。

我々としては「感染力は強いけれども病原性は大したことがない」という変異株が登場して、それに対する自然免疫の成立というのが理想なんだろうと考えるのですが、そううまくいかないときにはやはり現在打っているワクチンによる免疫のブーストが新規ミューテーションによって回避されないアミノ酸シークエンスに収まるものであって欲しいなと考えてしまいます。

さて、我々の病院。今回厚労省の覚え目出度くきちんとワクチンに無駄を出さずにカッチリと大量に仕事をしてくれるということで、今回のワクチン接種におけるサテライト病院から基幹病院へと変更が指示されました。実際の所、基本的にはこれは当病院のたった一人の優秀な秘書さんの必死の努力の賜物だということを私は了解しております。ものすごい苦労をして、隙間埋めを行い。突然の接種希望の変更などに対応し、ワクチンの摂取破棄を本当に極最小限に抑え込みましたから。

これからの接種は更に忙しくなるばっかりなのですが、良いのか悪いのか。経営層の皆様には良いことなんでしょうけれども・・・。我々は正直キツイです。orz

2021年12月2日木曜日

男の夢に乗ってきた

車好きです。

大学にいた頃は自動車部でラリーをしたりしていたのですが、当時運転していたのは先輩方が乗り継いできた、当時でさえ廃車寸前の日本の名車たちです。卒業数年前に中古の86を76万の60回ローン!wで買いましたが、随分と楽しい思い出が詰まっています。

あれから何台乗り換えたか?アメリカで最大4台持っていた頃まで入れても10台?(家族に買い与えた数まで入れて)ですから、今の50代の男としてはたいした数ではないと思いますが、どうでしょうかね。人によっては車検の一回目で乗り換え続けるような人もいますから、比較的平均値に近いと思うんですが。

我々スーパー・カー世代は池沢さとし先生の「サーキットの狼」を床屋の漫画で読み、TVアニメの「マッハGoGoGo!」「グランプリの鷹」等をTVアニメで見て育った世代。速い車にダイレクトに反応してしまうオジサン達のど真ん中にいるのです。

さて、先日は私がバイトで行っている病院の同僚であるA先生が百恵ちゃん世代にはよく分かる「真っ赤なポルシェ」こと964Turboを購入されたということで、仕事終わりに先生のご自宅へ伺ってその旧車の納車を見させていただきました。売るのは70Jahre記念バージョンのSpeedSterで、代わりに来たのが964と言うわけです。4500万円の車から2500万の車へ乗り換えるとうのも豪快ですが、これと同時にポルシェのタイカンとランクルの最新バージョンも発注しているというもう何が何だか私には全く理解できない世界に住んでおられる車道楽ぶり。所謂「経費」で落としていくのだそうですが、私には「全く」縁のない世界の方です。

夢にまで見た昔の空冷式964turboに乗ることができたのですが、うるさくてガス臭くて、車内も真っ暗で久しぶりにワクワクしました。鍵もエレキと全く関係ないし。w 走ることにのみ徹底的に金を注ぎ込まれた車ですよね。フロアからニョッキリと生えたシフトも久しぶりでした。横に置いてあった図太い排気音で私の腹を震わせたSpeedSterもこれまた怪物。一体この先生は今迄どんな怪物を操作してきたんだろうと思いましたが、実はその横に止めていたのはこれまた未だ乗ったことのなかったTesla Model3でした。

ほんの一瞬だけ加速をしてもらったのですが、AWDで全てのトルクが一瞬で地面を蹴り上げる加速はまさに異次元、全然大げさではなく文字通り異次元の加速でして、本当に久しぶりにキXXマがシュンとなりました。w あの加速が未来の電気自動車のスタンダードになるのかと思うと未来の車はかなり高度な安全装置を付けておかないと逆に不味いなと真っ先に思いました。とは言え、テスラの室内は本当にシンプルでPCにステアリングが付いていると言う状態そのもの。

これが500万以下ですから、これでもう少し先で全固体電池などが進化して平均して1000キロ前後走って給電インフラがどこにでも拡がっている世界が来たら恐らく若い世代はみな「電気で十分」と言うに違いないと心の底から確信しました。

それでも真っ赤なポルシェはオジサンには一番いい車に見えました。
今度、山道で運転させてくださるとのことですので楽しみです~。


2021年12月1日水曜日

日本人の帰国停止ってアリ???

本当なんでしょうか?と聞きたかったです。

「日本人も」日本に帰ってこられないというレベルでの完全鎖国というのが政府によって発令されたようで、ニュースなどを読んでいると予約便などの予約に関して新規の便の予約が出来なくなったという恐ろしい話がでていました。

ボンヤリしていると「厳しいコロナ対策だな」位にしか思わないのかもしれませんが、実際の話しこれってかなり超法規的な措置、例えば国家間の戦争状態のような、しかも時代が少し遡るような超法規的措置に準ずるようなかなり基本的な人権を無視した発令ではないかと感じています。いわゆる居住や移転の自由という憲法第22条の文言に抵触するのかなという感じ。

どんな事が政府内で話し合われたのかはしれませんが、コロナの変異により派生してくるリスクとそれを防ぐメリットとのバランスの問題は国家の出入国という手続きのレンズを通してみると大変センシティブなものだと思うのですが、私はまず入国制限という形での人権の制限を「仮に」設けるのだとしても、国による借り上げという形でのホテル住まいの提供を一週間行って、そこでのフリーな検査を提供した上で一日の人員流入数を制御するしか無いなと思うのです。

そもそも、初期の頃にそういうシステムを導入して居たはずですがいつの間にかいろいろと緩くなって結局わたしの娘達も帰国後数日の間はホテル住まいを強制されていた頃から、次第に家の人間が迎えに来るなら移動も可、但し家に2週間居なさい、そしてその確認の為のシステムをスマホにインストールしておきなさい等という風に変化してきたわけです。いろいろと複雑に移り変わる情勢に応じてシステムに改変を加えていくのは妥当な政策だとは思うのですが、「日本人を含む」完全流入の停止というのは恐らくワークしないし、外で吹き荒れるコロナの嵐からの防衛策としてはスマートな方法とはとても思えません。

そう言うことを言いながら、例えばオミクロン株は陽性と判定されたナミビア人外交官と思われる人物を含めその座席周囲の人々が濃厚接触者になっていますし、その人達に症状が無くてもホテルに留めおいた若しくは自宅待機などとなっているそうですが、そもそもその人達以外の症状がなかったから、若しくは抗原検査・PCR検査をして陰性だったからと言って感染フリーな人間として家に戻る許可を出したのなら感染防御的には大笑いなわけで、間違いなくもう日本にはオミクロン株保有者はかなりの数が入り込んだことになると推測されます。

いわゆる「なんとかの一つ覚え」という奴で、抗原検査がフリーだったからリスクはナシと言うのは殆どウイルス学や免疫学の常識をガン無視した官僚的な対応。上に書いたようなホテルでの一週間のウインドウ期間の設定し症状観察ととスクリーニングを行えないならば本当のところはリスクを低減することは実際には無理。ウイルスは日本人と外国人を差別してくれません。w

と思っていたら、ここ愛知にも既にペルーからの帰国時陽性者との濃厚接触者も含め既に8人がオミクロン株陽性者との濃厚接触者と判定されたとのこと。やっぱり当然こんなスクリーニングではすり抜けてきます。ニュースでは入国時の検査では陰性と言っていますが、まあ、何をか言わんやというものですわな。

娘達は今回帰国しない選択を予めしていたわけで特に影響はないわけですが、恐らく入国の制限に関してはいろいろな国でいろいろな問題が発生、議論されるとともに自国の人間の流入を止めた日本政府は大きな批判に晒される事となるでしょう。
(この記事を書いた後、案の定岸田さんが「それは止める!」と慌てて訂正が入ったようです。だわな~。w)