2021年12月7日火曜日

恐るべし高級梅干し

私は梅干しが嫌いです。

そもそも小さな頃から全く食べることが出来ませんでした。「酸っぱさ」という味覚に対しては体がそれを好みとしては受け付けてくれなかったのです。私の親父も全くそういう人物で、甘味には目がないけれども辛さや酸っぱさには全く理解を示す事が出来ないという人でした。

これとは反対に私の母親は酸っぱいものが鬼のように好きで、私が中学の時の出来事としていまだに覚えているのは縦横各10センチ深さ5センチ程度のタッパーウェアに入っていた恐らく100個を優に超える小粒の青梅を一晩で食べてしまった事。私から見ると気違い沙汰です。w

思うに、本来「美味しさの堪能」という能力を自家薬籠中のものにするためには、舌の上に乗せるものをきちんと選びながら舌の感知能力を磨いていくことで達成されると思うのですが、私のベロの上に乗っかってきたのは常に毒々しい人工甘味料や砂糖をたっぷり含んだ食べ物でした。そういう意味ではそういった訓練は全くなされた形跡はなく私の今があると思うんですが、酸っぱいもの以外はほとんど何を食べても美味しいと言うようにはなったのですが・・・。(それでも、梅酒は美味いなと感じていたのですが、何と言っても梅酒は酸っぱくないですからね~。)

まあ、私がどうであろうと酸っぱいものや辛いものの美味しさを「美味い!」と感じるようになる人は沢山おりますし、私自身も成人になって辛味であれば美味いと感じることが出来るようになりました。それでも、酸っぱさだけはどうしてもダメで今の今まで酸っぱさは受け付ける事はありませんでした。しかし私の母親はその父親が早くして亡くなり貧しい生活の中で育ちましたので、金銭というものはやはり味のdevelopmentに大きくは関係ないような気がします。そういった例を見るとやはり遺伝子の為せるパートも大きいのでしょうかね。

しかし、今日はそういう固定観念が崩されました。ある方からお歳暮として頂いた南高梅の宝梅「料亭風の梅干し」と云うのを食べて「おお、美味い!」と思いました。

今後私はうちの嫁さんのように梅干しを「食べたいな~!」とかお金を使いたいと思うような人間になることが出来るのでしょうか?むかし私は白身魚というものが食べられませんでしたが、長崎に来て変わりました。その前は赤身魚さえ食べられませんでした。

この歳になって味覚というのはマダマダ成長することが出来るのものなのでしょうか?


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