ベッドに入って数分経った時にいきなりスマホのTelegramからピンピンと着信音。
「どっち?」私がTelegramに登録しているのは長女と次女のみですから、どちらかの娘と云うことになります。寝ぼけ始めた目を開けてよく見ると長女からのメッセージ。メッセージを開けて読んでみると「お父さん」「Need advice」「About traveling」と入ってきていましたので、私の方が「To where?」と返したところで、いきなりcallに切り替わりました。
話し声のトーンからしてまず元気そうで何より安心しましたが、話の内容は単純かつ複雑な事でした。要するに、このクリスマスに予約したDCのホテルに行った時にレストランとかに妹と入って皆の中で食事をして良いものかというものでした。
私としては今の時点でのデータを話すだけで、以下の様な話をしました。
- アメリカの現時点でのオミクロン株はおそらく7割。残りは未だデルタと考えられる。
- お前は既に三度のファイザーの接種をしているし、抗体価のブーストは回数的にも年齢的にも確実。妹も日本に来た時にこの前ワクチンを二度ファイザーで打ってアメリカに帰っているけど、時間的にもベストのブースト期だと思う。
- オミクロン株はおそらく現時点ではデルタ株と比べて70倍ほどの感染力があるという報告も中国ではある(怪しい?w)から、多分、measles(麻疹)のような空気感染レベルの感染力があるのかもしれないけど、おそらく病原性はそこまでは強くなくてお前たち若者が万一感染しても激しい頭痛やある程度の熱、倦怠感が先行するだろうけれど、無症状で終わってしまう可能性も高いと思う。
- 今のところ言われているのはオミクロン株は上気道炎を起こすけれど肺での増殖力はそれほど強くない可能性が高くて、そのせいで死亡率はデルタとは違ってイギリスでも数分の1に抑えられている可能性も「無いとは言えない」と話しました。無論、ワクチンや既感染者による集団免疫の構成による防御も十分あり得るとの話も。
ということを話て、マスクをしていないような人間の多い人混みの中に飛び込んでいくのでなければ大丈夫だよ!って言いました。既に、その前に友達とするはずだった友人達とのパーティーはキャンセルしたみたいですので、そこは感染症学的には正解と言っておきました。
その後は暗闇の中で英語と日本語で仕事や私生活友人や上司の話などを話し続け、「おやすみ~」と話し終わってTelegramの通信記録をちらっと見てみるとあっと言う間に30分も話していました。
娘達との話ってまた嫁さんとの話とは中身が大きく違ってなんだか楽しいです。
2 件のコメント:
最後の一文、全くもって共感したので、ついとコメント書いてます。(私は妻の立場なんですが、そうなんだろうなと思ったわけです)。夫にとって私はお茶漬けのようなもので、たまに娘と話す時間は、美味しい寿司を食べてるようなもんですね。さて、オミクロン、アメリカでもあっという間に広がってますね。知人一人が感染したようですが、普段の風邪よりもマイルドだったと聞いて安堵しました。私たちも、今年のクリスマスは久しぶりに(というかウイルスが再び蔓延する前の最後の晩餐?)としてレストランに予約を入れたんですが、現在ちょっと迷ってるところなんです。クリスマスまであと4日。さらに世間に広がるには十分な時間。その反面、いく予定にしているのは日本食レストラン。各テーブルがブースになっているし、お客さんの殆どは日本人なので、ワクチン接種率は高いよね、フツーのアメリカ人よりは気を付けてる人たちだよね、と自分たちを納得させてるんですが。あ〜、でもどうしよ。日本の水際対策は、本当に厳しいですね。でも成功してますね。ただ、海外からの帰省者はほとんどバイキンのようにみられるのかしらん?私が帰省できる日までまだまだ日時がかかりそうで残念です。
サチコさん、
笑わせていただきました。茶漬けと美味しいお寿司。^^
アメリカでの個人的なコロナ対策の最大の問題は日本と違ってマスクをせずに集団の中に入ってくる連中が多いうことですよね。共和党支持者の中のある一定の割合の人間はマスクをすることを自由の束縛と言う風に解釈する一軍の変な人達が居て、その人達で連帯感を分かち合う手段の一つとしてのノーマスクと言う儀式があるから困ったもんです。科学と政治の区別がつかない人達の中で生活する事、大変ですよね。
帰国の件ですが、誰もそんなふうには解釈しないだろうし、おそらくおミクロン株は一定数を超えた後は日本の中で爆発的に市中感染を広げる可能性が高いと思いますので、休暇などで一時帰国を考えるような時期には既に「帰国者」云々などということは無いと思われます!
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