2021年12月2日木曜日

男の夢に乗ってきた

車好きです。

大学にいた頃は自動車部でラリーをしたりしていたのですが、当時運転していたのは先輩方が乗り継いできた、当時でさえ廃車寸前の日本の名車たちです。卒業数年前に中古の86を76万の60回ローン!wで買いましたが、随分と楽しい思い出が詰まっています。

あれから何台乗り換えたか?アメリカで最大4台持っていた頃まで入れても10台?(家族に買い与えた数まで入れて)ですから、今の50代の男としてはたいした数ではないと思いますが、どうでしょうかね。人によっては車検の一回目で乗り換え続けるような人もいますから、比較的平均値に近いと思うんですが。

我々スーパー・カー世代は池沢さとし先生の「サーキットの狼」を床屋の漫画で読み、TVアニメの「マッハGoGoGo!」「グランプリの鷹」等をTVアニメで見て育った世代。速い車にダイレクトに反応してしまうオジサン達のど真ん中にいるのです。

さて、先日は私がバイトで行っている病院の同僚であるA先生が百恵ちゃん世代にはよく分かる「真っ赤なポルシェ」こと964Turboを購入されたということで、仕事終わりに先生のご自宅へ伺ってその旧車の納車を見させていただきました。売るのは70Jahre記念バージョンのSpeedSterで、代わりに来たのが964と言うわけです。4500万円の車から2500万の車へ乗り換えるとうのも豪快ですが、これと同時にポルシェのタイカンとランクルの最新バージョンも発注しているというもう何が何だか私には全く理解できない世界に住んでおられる車道楽ぶり。所謂「経費」で落としていくのだそうですが、私には「全く」縁のない世界の方です。

夢にまで見た昔の空冷式964turboに乗ることができたのですが、うるさくてガス臭くて、車内も真っ暗で久しぶりにワクワクしました。鍵もエレキと全く関係ないし。w 走ることにのみ徹底的に金を注ぎ込まれた車ですよね。フロアからニョッキリと生えたシフトも久しぶりでした。横に置いてあった図太い排気音で私の腹を震わせたSpeedSterもこれまた怪物。一体この先生は今迄どんな怪物を操作してきたんだろうと思いましたが、実はその横に止めていたのはこれまた未だ乗ったことのなかったTesla Model3でした。

ほんの一瞬だけ加速をしてもらったのですが、AWDで全てのトルクが一瞬で地面を蹴り上げる加速はまさに異次元、全然大げさではなく文字通り異次元の加速でして、本当に久しぶりにキXXマがシュンとなりました。w あの加速が未来の電気自動車のスタンダードになるのかと思うと未来の車はかなり高度な安全装置を付けておかないと逆に不味いなと真っ先に思いました。とは言え、テスラの室内は本当にシンプルでPCにステアリングが付いていると言う状態そのもの。

これが500万以下ですから、これでもう少し先で全固体電池などが進化して平均して1000キロ前後走って給電インフラがどこにでも拡がっている世界が来たら恐らく若い世代はみな「電気で十分」と言うに違いないと心の底から確信しました。

それでも真っ赤なポルシェはオジサンには一番いい車に見えました。
今度、山道で運転させてくださるとのことですので楽しみです~。


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