私がアメリカに向けて旅立った98年頃には学術関係者やIT関係者を中心に既にメールは広く普及し、いろんなプロバイダが犇めき合ってCDを配って皆にネット接続を促していました。
インターネットって何?なんていうことを聞く人は年配者を中心にまだまだ沢山いましたが、既に2000年頃にはネット上での種々のスプーフィングや詐欺の萌芽も原始的な形ながら散見されていました。ネットでの原始的な物品注文も、メールのやりとりなどで普通に始まっていたのです。
その頃からネット環境から皆のPCを守るネット関連企業というのが登場し始めていて、添付ファイルを使ったウイルス攻撃がいよいよ目立ち始めたのも21世紀に入ってから。皆様御存知のwinnyもいろんな形で落としてきたファイルによるウイルス攻撃の存在を認識させるものとなりました。
時は移ろい物凄く高度で洗練された国家機関レベルや各国のハッカー集団によるシステム脆弱性を突いた攻撃は益々日常になってきました。実際の所、世界中の会社だけでなく医療機関もほぼ毎日どこかでそれらの餌食になっている状況で、小規模の診療所でさえランサムウェアによる被害で泣き寝入りをせざるを得ない先生がいる話をネットで読んだことがあります。
実際の所、これらのシステム上の脆弱性検知はいわゆるハッカー達にとってはその能力を競い合う主戦場の様なものでしょうが、我々はたまったものではありません。しかし、システムの穴を見つける人達にとってはこれは知的刺激をもたらすものでもあるでしょうから、絶対になくなりませんよね。
ところが、昨日アメリカのAnthropicがAI搭載の脆弱性検知ツールを投入し、セキュリティソフトウェア市場に参入したことでソフトウェア市場にどデカい波が走って、投げ売り状態。AIによる攻撃と防御の解析と発展がまさに目の前でドンドン進行している状況が始まりました。そのうち人間が理解できないような手段を用いたシステム侵入が大々的に始まるような恐ろしい気もします。
そもそもこの手の技術利用は、既に情報組織を中心に多くの国で実際には密かに始まっているでしょうから、我々のネット利用でのセキュリティ・レベルは一体どうなっていくのでしょうか。矛と盾をそれぞれ強化していった先にあるものは一体どういう世界なのか。
AIに「XXからYYの情報を抜き出してこい」みたいな命令を出すといろいろなリポートがまとまって仕上がってくるような世界がもう始まっているんでしょうかね。
やれやれです。orz
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