昨年の4月とは全く違う。
事態は遥かに一年前の今頃より深刻なのに今の名古屋の動きはもう緊張感の欠片も無いような状況です。窓越しに覗く料理店の中は人混みで大変なところも沢山。こんな状況ではとてもとても感染防止なんて無理でしょうって感じ。
守らない若い人達と守らない親に連れられた子供達。病院に行く道を車で走っていても一年前の初回の非常事態宣言の発令の時のようなゴースト・タウン的な静けさは全く感じられません。今回のまん延防止等重点措置による指示が出てきても、こんな状態じゃ恐らくは何の効果も無いと思われます。
そもそも、日本全体が一年以上馬鹿な「お上」のブレーキとアクセルの同時踏みで混乱に投げ込まれた挙げ句、ビジネスマンに対する除外項目付きのユルユルの入国制限とこれまた甘い見通しに基づいた宣言解除、そしてその当然の反動としての強烈な揺り戻し。
例えば大阪の動向を見ても、吉村知事は明らかにやらかしてしまっている感が否めません。しかしそれは名古屋も同じ。為政者というのはたとえ嫌われても憎まれても「やらないといけない事」を市民にきちんと説明して頭を下げて進めていかなければなりません。しかし見ているとその覚悟がない。
日本の政治の圧倒的な駄目なところはスピードと決断力の無さ。結局の所、自分の役所の仕事の内容の理解さえできない人間がそのトップに座って、右も左もわからないその愚かな大臣に下の人間が「御説明」をすることから始まる世界。これで改革の速度など上がるわけもありません。
例えばマウスを触ったこともない人間がITだのAIだのということに関して何らかの指示を出せますか?という話。しかし、悲しいかな日本のお役所はこんなのばっかりという現実。国家の中枢もどの部署をとってもお寒いものです。
沈みゆく泥舟とともに多くの国民が溺死しそうです。
結局、今回の最終的なコロナ収束は「ワクチンの接種割合の大幅増加が全て」という見えている結論に向かって国家全体で邁進するしか無いのですが、主導権を全て国外に握られているという情けなさ。とても先進国とは言えません。役所は邪魔をすることだけは止めて、全国民の手助けをしていただきたいと思うのです。
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