2021年4月8日木曜日

やらかし系の医師達

アメリカから戻り臨床に入って7年ちょっとになった訳ですが、その短い期間にもヤバいお医者さんに結構遭遇しました。

これだけの短期間で、しかもこういった限定的なエリアの経験でこれだけおかしい医師と相見えるというのは精神科系統の医師の特徴なのでしょうか?何だか知らないけど、どう考えてもあっちの世界に逝ってるでしょうという医師がいる訳で、そんな人間が患者さんを診るのですから、正直入院や外来の患者さん達に「気の毒」です。

そんな患者さんに私がしてあげられる事は限定的で、院内の信頼できる他の精神科医にこっそり再紹介をかけて別の先生に診察の受け持ちをしていただくこと。その先生の負担が増えるわけですが、これは私の方のconcernの表明と経過の説明で十分納得していただいて受け容れていただいています。

私が病院で働き始めて気づいたことは、いわゆる「問題を起こす精神科医」ほど、どんな患者でも自分で受け容れて診察入院させてしまう事でした。本当に何も先のことを考えていないし己の診断能力の低さに対する自覚が欠如していることでしょうか。その挙げ句に病状の改善が全く見られなかったり、その患者さんが問題行動を起こし続けたりしていろいろと病棟内外での軋轢を拡大させた挙げ句、最終的に他の精神科医達に「懇願して」患者を受け取ってもらうことでした。

何度も他のまともな精神科医達に怒られたり、渋々引き継ぎの形で受け入れてくれた先生に繰り返し直接叱責・指導されているにもかかわらず「懲りない」ことがこの手の先生方の特徴です。単に大きく欠如する知性の問題なのか、それに加えて壊れちゃってる思考回路の問題なのかわかりませんが、傍から見ていても溜息つくこと頻りです。

こういう精神科の先生方の特徴は精神科への転籍組が多いことも挙げられるでしょうか。(私の知る範囲ですが)卒業後ある科を志望して臨床を開始してみたものの、結局数年も経たずその科を離れて精神科医へと・・・というパターン。知るだけでも皮膚科、泌尿器科、呼吸器外科、消化器外科等々の本当にいろいろな科からの転籍者が見つかります。

転籍それ自体は別に問題無いんですけど、精神科に限ってこれほどまでに転籍者が多いと云うのは何を意味するのかという新鮮な疑問を生み出すことになります。その疑問に対しては敢えて、私からここに「予想される答え」を書くことは止めておきます。皆様の御推測にお任せ致します。

卑近な例で申し訳ないのですが、例えば、ある時に患者と駆け落ちしていった男性医師の存在には当初ドン引きでしたが、(この事件は私が研修医の時に国立病院で発生いたしました。)それ以降も、それに負けず劣らずの事件っていうのは周囲でコッソリ発生しております。(院内ではバズっておりますが!)詳しく書くと個別の例が判明してしまいますので時間が十分経過するまでは今まで通りここにはかけません・・・。

医者を選ぶときは慎重に!というのは別に内科や外科などに限らないという事ですね。


0 件のコメント: