2020年6月7日日曜日

そんな事「本当に」起きとるんか?

医療人の間では今回の流行で、コロナ陽性の患者さん達を受け入れた病院の収入の激減が大変大きな話題になっています。

実際に患者さんが来たことが公表されたり、受け入れを表明したり、来てはいないのに来たという噂がたった病院の外来患者数の激減が物凄いことになっていて、2-3割減等と言うならまだしも、月によっては7-8割なんて言う所も出たようで、文字通り「存亡の危機」という状況に立たされた(もしくは立っている)医療機関があることが実しやかに書かれております。
更には実際にコロナ陽性の患者さんが居ることを知らないうちに院内感染としてクラスター化したりした病院では更に悲惨なことに。

前もチョロっと書いたかも知れませんが、冗談抜きで「ボーナスが出るのか?」そしてそれが更には「夏のみならず冬のボーナスにまで影響を及ぼすのでは?」等という話が出ています。

いくらコロナ関連で仕事に従事した方に補助金を出すとか、コロナに関連した診療報酬に関しては通常の三倍の保険診療として認めるなどという国の方針が示されましたが、とてもとてもそんなものでは追いつかないような金銭的被害を出したところが多かったようです。勿論、人的にも「感染」という形で大いなる影響を!

また、外のバイトの仕事で出ていたところから馘首を言い渡されたり、臨時職員としてのポジションを喪失したりした等という先生方の呻き声に近い話も書き込まれています。

それはそれである意味大変深刻な問題なのですが、もっと別の意味で深刻なのは、医療従事者の子供達が家の外、学校などで何か汚いものであるかのような扱いを受けているという話がマスゴミから流れてきていること。

ただし、この話がどれほどの普遍性を持った話なのかということには大いに疑問を持っています。私自身はこの様な話を周りの人間からは聞いたこともありませんし、自分の住むマンションでは、私が医師と知っている一部の方々は皆、口を揃えて労いの言葉をかけてくださるばかり。ネットに書かれていることとはまるで真逆です。

実際のところは知る由もありませんが、推測や又聞きに肉付けされた創作話が独り歩きしているパターンが多いんじゃないですかね?私は子供も含めてソコまで下劣な品性を持っている輩が日本に溢れているとはとても思えなんですが・・・。

まあ、万が一そんな輩が感染て来院しても我々は疑い患者も含めて感染者の検査と診療を拒むことはありませんけどね。w


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