2020年6月18日木曜日

長女にとってはまだまだコロナは隣人の病気

日本時間の昨日夜に長女からコールが入りました。

実は全く知りませんでしたが、いつの間にかまたブルックリンに戻ってきていたようで、NYの自分の部屋から相変わらずのリモートワークを続けているとのことでした。
元気は元気なようで、声には張りがあり忙しい日常に関して多くを語ってくれました。ただ、有人とシェアしている家に関してはもうしばらくしたら来学期に備えて「もしかすると」出るかも知れないという話。

何故かということに関して話を聞いてみると、現在当然のように既に学校は終了しているのですが、相変わらずのリモートワークが継続しているのでどこで働くかということに関する物理的条件が全くどうでも良くなっているということ、更に来学期に関してはやはりどうやらコロナが設定したソーシャル・ディスタンスの達成のためには人クラスに入る物理的人数が4人!という極端に少ない数になってしまうとのことなんですね。

想像するに良くあるようなアメリカのオフィス風の部屋に1クラスあたり約20人前後の大学院生が集まるのが普通の授業だとすると、その広さの中で距離に問題ないレベルで授業を「物理的に」行おうとするとその程度の人間しか収容できないことになりますよね。

ですから、今の時点では学校から通知されている「予想される授業形態」はやはりリモート。これに関しては娘によれば「連絡のつく限りのほかのNY周辺の大学」でもやはり状況は同様とのこと。ポスト・コロナというのは我々が想像する以上にアメリカでは深いインパクトが続いているようです。

我々の住む名古屋では既に実生活上はマスクはしていても、距離は保っていても心のなかでの緊張感は「あたかも」コロナは終わった出来事であるかのような話になっている感じなので、彼女達が直面している現実はやはり現状のNYの置かれている状況そのものなのだと考えざるを得ないのでした。

しかし、それでもやはり授業料の減額は今のところは話題として先に進むことを大学当局からは拒絶されるという状態のようです。娘がexecutive board memberとして働いているAsian Pacific Islander's Associationでは代表者としていろいろなAssociationと一体となってこの交渉を粘り強く行ってきているものの、当局が公的機関であるため、予算の執行という意味での権限が大学自体には大変弱く「何事も決まらない」とのこと。いわゆる「対お役所」という交渉であるため難しいのだそうです。

それに比べればラトガースやその他の私立は既に授業料の半額科程度のことはスカッと決まっているとのこと。思わず娘に「コロンビアに行っとけば結局安く済んでたか?w」等と言うと「situationに差はない」と一言で話が終わりました。

来年の仕事の獲得やその他諸々のことに関して日々忙しい様子。コロナに縁の無い状況でこのまま元気に勉学に仕事に集中してもらいたいものです。


2 件のコメント:

空の雲 さんのコメント...

私立大学は授業料減額の所もあるんですか!うちの子供は今年アメリカの私立大学入学なのですがそうなれば助かります。まだ大学から何もそんな話は聞いてないのであまり期待はできませんが、、

small G さんのコメント...

空の雲さん、

初年度からこのコロナ禍の中での新入学ですか。
一体全体リモートの授業がどれほど「日常」になるかにもよるとは思うんですが、今から渦中に飛び込んでいかれるお子様が(少なくとも安全なワクチンが出来るまでは)コロナに無縁であることを心よりお祈りしております。
授業料その他金銭に関する件に関しては大学当局等に問い合わせたり、入学が決定した後に入ってくる定期的なparentやstudent向けのメールで確認されることをお勧めいたします。申請者のみということは絶対に無いとは思うのですが、用心に越したことはありませんので!為念。