2020年4月1日水曜日

日本もジョークを楽しめる国になった?

毎度毎度のエイプリル・フール。

今年は本場の西洋の国々も含めあんまりニュースで伝わってこないですね。そりゃそうでしょっていうのもわかるような気もしますが、こんな時だからこそ暗い世相を吹き飛ばすような素晴らしいジョークを期待していたんですが、どこかにきっと隠れたままで暗いニュースの下に埋まっているんでしょうか・・・。

そう思っていたらやってくれましたよ我が日本政府が!
この手のジョークに関してはなかなか気の利いた一発を飛ばせない日本人ですが、我が日本国民を代表して政府が率先して一発の場外ホームランを海外に向けてドカンとブッ放してくれました。それは・・・

日本の全世帯に二枚ずつ!布製マスクをお配り致します!

というものでした。w
きっとコレを伝えてくれた日本滞在中の海外メディアは、全世界に向けて「日本人はどんな危機のときにもそれを楽しむ余裕を見せる」というようなサブタイトルを付けて配信してくれたことと思います。

と思いたいのですが、これがジョークではなくて頭のいい政府の皆さんが考えに考えて提案した現実のコロナ対策・第一報なのですから国民はどうそれを受け取ったのでしょうか?ネットを見る限りではほぼ誹謗中傷の嵐と、その愚かさの要点を指摘するいう状態になっているようですが、それも宜なるかなということ。要するに国民のほうが遥かにまともな思考回路を持つということでしょう。

そもそも布製マスクというのは随分昔から「感染阻止という意味では全く役に立たない」と言われて久しいものです。だいたい一般に使われる不織布マスクでさえも飛沫の他人への拡散という意味では「ある程度」役に立つ程度で、外からの防御という意味ではほとんど役立たずです。ハイ。

それを全国5800万世帯に郵送料50億円以上をかけて配ったところで一世帯に三人いる家ではどうしようというのでしょうか?夕方家に帰ったら洗って使えということなんでしょうか。それとも三人で付け回して共有しろとか?w

消費税の大幅低減とか現金の振り込みとかそれこそ明日からでも実行できそうな方法は幾らでもありますが、本当に宰相の質というものは「危機の時にこそ」顕れるものですね。即効性と苦難の多い世帯にこそ効果を出す切れ味良い政策を出すべきこの瞬間にこの一発。この政権は駄目ですな。とほほのレベルで。

このままではこの政府は持たんでしょう。たとえ次回、自民党が以前述べたような対抗馬のダメさで勝とうと、この坊っちゃん宰相自身の続投は国民が許さないと思います。もし許したら以前の新進党のときのように再び党が瓦解するような大敗を喫することになると思います。

今の日本にとって安倍ちゃん自身がまさまかまさかの国難の中心になってきている気がします。

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