2020年4月21日火曜日

同性愛は茶化すようなことなのか?

昨日の夜このブログを書いている頃に、たまたまでしたが家人が視ているトホホな番組を横目で見ることになりました。

番組は「さんまのFNSアナウンサー全国一斉点検2020」(<後になって、キーワードと時間帯検索からこれと判りました)と言うものだったのですが、ブログの記事を書きながらチラ見しつつ、ちょっと内容に唖然としてしまいました。

どこかの局の二人の中年とそれより少しだけ若い感じの男性アナ同士が二人仲良く温泉旅行のようなものに行ったり、レストランに二人で行ったりするというような正直「他愛のない内容」だったのですが、それをスタジオの他のアナウンサー達がなんだか小学生の学級会レベルの文言で「そういう仲なのだと」二人を囃し立てるというものでした。

視ていたこちらは殆ど「ポカーン」という感じでして、私の感想は「こいつら全員終わっとる」というものでした。

私はこの番組を作成したsenselessな馬鹿プロデューサーと、その放映を許したスポンサーに問いたい。

  • 同じ内容をLGBTの苦悩を示した番組の後で流せるか。
  • 生物学的に同性を愛する人々、両性を愛する人々というのは人の始まり以来、必ず一定数ごく自然にいるという事実を理解しているか。
  • それを一生表に出せずに苦悩する人々が沢山いる事実を知っているのか。
  • 自分の性に違和感を持って苦悩している人達も沢山いるという事実を御存知ないのか

それほど人の性と生というのはセンシティブな問題である問題で、私自身はもともとこの手の事には常にオープンで娘達もアメリカで過ごす間に(アメリカ人でさえ)涙ながらにLGBTであることを私の娘に対して「生まれてはじめて」告白するような男性、女性達がいました。

それほど、こういった事というのは個人にとって繊細で重大な話。彼ら二人のアナウンサーが同性で互いにただ仲良く付き合っているだけだろうが、お互いが好きだろうが、その事実自体は本人達以外にとってのパーソナル・マターであって、全くもってお前ら外野が口を挟むことではないのではないでしょうか?

さんまも最近、発言や笑いのズレが惨めなレベルになってきましたが、そもそもこの人は笑いの世界ではコバンザメであって、全盛期の頃もたけしのような太陽の周りでその光を受けて光っていた月のような人。ひな壇に並んだ芸人達をいじくった時のレスポンスで生きてきた人ですし、もうそろそろ老醜を晒すのは止めたほうが良いのかもしれません。

ほんと、あんな小学生レベルの連中がニュースの顔としてエラそうに世間や政治を語っているんですからそんな番組を無批判で視続ける脳味噌を持った輩達が真実からズレていくのは自然の成り行きでしょうか。

テレビ自体がオワコンだなという日頃の思いをより「確か」なものだと感じた夜でした。

私自身は「アメリカでは・・・」という様な出羽守風の紋切り口調での話はしたくないのですが、これが彼の国だったら、テレビ局はそういった権利団体から多分集団訴訟を起こされているのではないだろうかと考えてしまいました。それにも増して「間違いなく」直ちにその日の夜には全スポンサーがその番組どころかテレビ局全体からスポンサーシップを引き上げた上で、経営陣は総取っ替え、株価は暴落だろうな・・・と思ったのですが。

多分、その晩からツイッターでは#ボイコット・フジテレビでバズられることでしょう。

あ、もうずっと前から言われてるか。w

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