2020年4月22日水曜日

夜は人気のない病院で一人で・・・

夜の病院というのは本当に静かなものです。

看護師さん達の中には人が居ないはずなのに声が耳元で聞こえたとか、あの渡り廊下では小さな女の子の声が夜に聞こえるとかいうような事を語る、いわゆる自称「霊感が強い!w」という一定の人達がおりますので、夜の闇にはその手の人達の話が彩りを添えることになります。

医師の中にさえ、(別の病院での経験ではあったそうですが)物凄く疲れた時に廊下を歩いていて、自分の肩掛けカバンにバスンという感じで何かが引っかかったか?と思ってそっちの方をみると小さな子供の顔が空中に浮かんでいるのが見えて思わずガン見したというのです。この先生の場合なんというか極めて冷静で、「ああ、俺疲れているんだな」と思って自分が疲労した時に見えるイメージというのを冷静に観察したんだそうです。とは言え、その病院にいる間は肩掛けカバンは二度と使わなかったそうですが・・・。w

また、病院では残念ながら自殺者が数年に一回発生しています。原因は病気ではなく配偶者が入院中に逮捕されてしまったとか、家族の不幸で自分が天涯孤独になったのを儚んで飛び降り自殺をしたりなどということも。そういうインシデントが起きたポイントを病院の医療従事者達は知っておりますので、夜には付近を通りたがりません。(私は無関係に通ります。そもそも、生きている人間のほうがよっぽど悪いことを致しますので。)

この手の話のせいで、夜の病院は昼とは全く違った顔を見せそうなのですが、そんな事記にしていたら医者は当直など全く出来ませんので勝手気ままに夜遅くまで色々するわけです。

私の場合、最近になってこんな夜の病院ですることが一つ増えました。それはロウイング。ほんのこの前購入したコンセプト2を先日リハビリ室に持ち込みましたので、夜のリハ室でおっさんがヒーヒー言いながら一時間前後を一人で過ごすこととなります。時には当直の合間に、時には非番の日に鍵を借りて。

稀に思いもしなかった暗闇から看護師さんが出てきて「お!」と思うことがありますが、殆どの場合はタバコや飲み物を外に買いに来た人達。そんな人とexhaustしたおっさんが夜にすれ違うわけですから、驚いているのはむしろ向こうなんでしょうね。

変質者と間違われないようにきちんと挨拶はしております!


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