2018年11月22日木曜日

介護施設には酷いところ“も”多いんです

私も両親が80になりましたので、いつでも、万一・・・いやもうこの歳ではもう百一くらいですかね、そう遠くない未来にどちらかに何かが有り得ると思っています。w

その「何か」を考えないという人も居るには居るでしょうし、突然なって大慌てという人々も実際には大部分なのだと思います。しかし、私の周囲で同年代の人々の話を聞くとはなしに知ることになることもありますが、片親、時には御両親とも鬼籍に入られているということは実に普通。

そうでなくとも、認知症があったり様々な疾患で病院に定期的に連れて行ったりとかしている方もごく普通。そして当然のように様々なタイプの施設に入所されていることもこれまた当たり前のような話です。

私自身、様々な施設を回る機会もありますので、意識するかしないかにかかわらず訪問する施設の質というものを自然と観察することになります。
名古屋ほどの都市になるとそれこそホテルのような居室をもった月額100万円近いお金を払うような施設もあれば、生活保護を受給する老人の為に半官半民の感じで昔からやっているとこもあるし、家を改造したんでしょうかね、と言う感じのところもありでして、まさにいろいろな規模と質の施設が多数入り乱れていると言って良いでしょう。

ところがこれらの施設を回って強く実感するのは、施設の建物や部屋の美しさなどは施設で生活する老人たちの生活のクオリティなどとは全く比例しないということなんですね。
また、同じ施設であっても時間の経過とともに良い施設になったり悪くなったりということもある点は要注意なんです。もちろん小奇麗な施設であればそれに越したことは無いんでしょうが。

結局の所、中にいるヘルパーさんなど介護の人、及びそれに連携する医療関係者達の質、施設を経営する経営者の介護への思想と経営能力とがしっかりしていないと中の人達も次々に辞めていって全く落ち着かないし、何よりも入居している老人達が経営の不安定さその他に翻弄されて悲惨です。

私のようにあちこちの施設を何年かにわたって観察し続けている人間にとって、言いはしなくとも「ここなら両親がお世話になってもいいかな」というような所、「絶対ヤバスギ」というようなところがあります。何度も言いますが、見かけと施設運営の中身は全く別物。

時にニュースになりますが、更に判断を難しくするのは介護に一人のモンスターやおかしな人が入って来るだけで、その施設の運営の質が学理と落ちることを良く経験するのです。入所当初はグレードAだったものが、そういった事があって以降、自由落下のように質が落ちていった例もありました。

当然そういった施設では老人も難破船から逃げ出すネズミたちの様に家族が脱出させることもあります。しかし、そういった内部事情はなかなか外からは見えないんですよね。
難しいものですが、万一どなたか身内の方をそういった施設でお世話してもらおうと考えられる方は裏事情も含めていろいろな方法で情報を集め続けることは必要だと思います。

この手の施設の話は表のもの裏のものも含めてまた書く機会を作りたいと思います。

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