2018年11月23日金曜日

奇跡の三連休

金、土、日という三連休は通常私にはありません。

そういう意味では私にとっては今年最後の三連休となりました。(とは言っても病院まで車で5分ですので、気になる患者さんを診察には行ってるんですけどね。)

内科の医師達の中でも当直を行う事が可能な人間の数にはある程度制限があることと、他の医療機関の先生方もなかなか当直というのは引き受けたがらないものなんです。特に、臨床研修医制度で、指導者無しの当直が禁止されるような状況になってきてからの状況というのは、我々にとって結構厳しくて、正直「金は要らんから時間をくれ」と愚痴りたいような状況も生じてきます。

家族がアメリカに居た時はそれでも良かったのですが、嫁さんと息子がいる状況下では事情が全く異なります。やはり、家族との生活あっての人生。家族は居ても研究ドップリでいろいろと迷惑をかけていた頃のconpensationも今の私の中では大事なことです。

日本は今まさに労働時間の大変革を導入しようとしていますが、私は今後も日本の医師の労働時間の短縮に関して特に何も多くを期待もしていません。
なんというか、医療機関で働いている人間たちがネット上で開陳する意見は、一言で言えば諦めと不安です。内部の事情を知る者にとってそういった意見は確かに「そうだろうなー」と思わせるような説得力のあるもの。

まず、働き方改革関連法案の施行から五年の猶予期間がありますが、2024年4月から本当に我々医師の「実質的」労働時間はどうなっちゃうんでしょう。
多くの機関でナーナーで物事が進んでいくような気がするんですけどね。それでも変わらないんで、労基署が審査に突然入ってきてガツ〜ンとやられて多くの機関が青ざめて変化を受け容れていくというパターンじゃないんでしょうか。

五年後にこの自分の記事読んだ時果たしてどういう感想を抱くことになるんでしょうか。

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