衝撃でした。
ヒデキというのは我々世代前後の人間にとっては一人の人物ではなくてもうスターというものの持つ意味を全てを持ったアイコンでした。
多分私の10歳位下の人達、四十歳くらい?の人達まではヒデキがスターとして活躍していた頃のことが肌の感覚でわかるんじゃないかなと思ってるんですがどんなもんでしょうかね?
脳梗塞の後もガンガンとリハビリに励み最後までスターであることを失わなかったヒデキ。病が彼を襲っても、彼のファイティング・スピリットは決して折れることはありませんでした。亡くなった時の芸能界の皆さんの彼に対する弔辞は通り一遍のものでなく、心から溢れ出てくる本当の言葉が多かったと思います。
私はもちろんヒデキの私生活など知る術もないのですが、彼のことを「嘘偽りのない本当のナイスガイ」だというような表し方をする人が沢山のインタビューで出てきた時は感心してしまいました。
我々が小さかった頃のスターというのは、(表現は悪いのですが)たぶん今のような小粒ぞろいのアイドル達とは違って、アイドルではなくやはり「スター」でしたね。好みや趣味の細分化が進んでいなくて、テレビの影響力もまだまだ絶大だった世界の最後のスター。
小さい子供からジジババまでみんなが顔と名前を知っている上に、彼の歌も耳に残っていて歌詞は知らなくても彼の歌だと誰もがわかるという、平成の今の時代にはちょっと有り得ないレベル。
また、恐らくも何も、多分ヒデキは実生活でも超が付くようなモテモテだったでしょう。それは手をのばせば何処にでも女性がつかめるようなレベルの人だったと思うんですけど、全ては「スターだからね~」と言って許されるような感じだったんじゃないかな?等とモテナイオジサンである私は寂しく想像するのでした。
小川知子さんが「あの世でもきっとモテまくるだろうから、気をつけて」というようなことをニュースのコメントで言っていましたが、来世でも間違いなくモテるだろうな~。
63歳なんて今の時代、本当に冗談のような若さでの死。ジェームス・ディーンのような異常な若さではありませんが、それでも本当のスターというのはヒデキのように生き急ぐような速さで亡くなって、老いを見せることのないままスターとして歴史に残り続けるんでしょうか。
合掌。
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