夕食終了後には丹波の黒豆を出してくれました、その数時間後、夜の10時前には年越し蕎麦を家族に配り今年の我が家の食事は終了。紅白歌合戦には嫁さんの大好きなB’zが登場し、会場の異様な盛り上がりを食い入るように見つめている姿がありましたが、タダでこんなもんが視れるのは彼女にとってはラッキーな年末プレゼントだったことでしょう。
紅白も最後で白組の圧倒的な勝利に終わり、蛍の光を合唱した後「ゆく年くる年」風の画面に切り替わっていたようですが、実際にはその前後に行われていた芸能人達のミニ・マラソン大会等を食い入るように視ていた時間もありました。
しかし、ウクライナでは今も空襲警報が鳴り響き、パレスチナでは毎日無辜の人々が糞ハマスの起こした誘拐・殺人の影響で絶滅の危機にあるというのに、ここ日本は「今年は」のんびりしたものです。
とは言え、この日本も一見のんびりしているように見えるだけで、近所に居る…というか隣の赤い国々のトンデモナイ面々が己の保身のために織りなす碌でも無い侵略政策の数々が、世界の国々に余計な緊張を撒き散らしていますが、改めて社会主義とか共産主義がとてつもない糞ポリシーだというのを世界に見せつけた年になりました。
人間が考えた「~イズム」なんていうのはほぼどれも碌なのは無くて、こうあって欲しいという姿には何れも程遠いもので継ぎ接ぎだらけ、民主主義と言われる形態も一枚薄皮を捲れば中身は殆どが残念なものばかり。それでも、共産主義や社会主義等と比べればまだマシだからこっちを選んでいるというだけの話。
横で楽しそうにテレビを視ている嫁さん達をジッと見ていると、80年前の同じ場所では毎晩空襲に震えながら逃げまどっていた日本人の一群が居たのだという事を考えると、まさに隔世の感がします。
しかし、あと20年で1世紀になろうという日本の平和。果たしてきちんとその貴重な時間を延ばし続けることが出来るのでしょうか。平和は脆く、戦争の開始という行為自体は恐ろしいほど容易な世界の情勢を見ていると、こういう静かな「何もない年末」と云うのは本当に貴重なものだと思えるのでした。
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