逆算すると…俺が人生の中で一浪を経験し始め、まさに宮本武蔵を読んでいた頃か~という事になりました。ホントにあの頃から今までずーっとこの職場で頑張っていろいろな事を経験して来られたのかと思うと、その一途さに頭が上がりません。
最初の頃は給食配膳の部署に居られたとの事ですが、それが外部への嘱託方式に変わって以降はリネン部門に異動し今まで頑張って来られていました。
私がこの病院に来てからの9年間の間でさえイベントは盛りだくさんで、当病院では自分の御主人を浄土に見送られ、5年ほど前には私と全く同じ年にに生まれた息子さんをこれまた癌で見送られました。そのようなかなしみも逆縁をも乗り越えられながら淡々と日々を過ごされ、明日を迎える事になりました。
また、以前私がある事で困っていた時にも全く損得抜きで私の困りごとに乗って下さって見事に問題を切り抜けさせて貰った事も有りました。(何の事かはパーソナル過ぎて書けませんが、私も長女も共に大助かりの一大事でした)
おばさんのアレルギー疾患や風邪の診察を私が担当しながらも、日常の健康状態を職場で擦れ違いざまに観察しつつ、喘息の悪化時には半ば強制的に入院させ治療を行った事も有りました。勿論、実の娘さんとその御主人なども病院に来て頂き病状を説明するとともに、家に存在するであろうアレルゲン(おばさんの場合は家ダニ)の発生源であるカーペットなどを取り除いて頂いてから家に帰宅して貰った事も有ります。
兎に角、同じ年で先に逝ってしまった息子さんを世話する如く私の事を親身に世話して下さり、私は私で名古屋に居る実の母の様に思っていろいろと親しく付き合わせて頂きました。
形式上はおばさんは明日で一旦大きな人生の節目を区切ることになる訳ですが、私にとっては明日以降も名古屋の母。以降も親しく付き合わせて頂こうと思います。
ああ、明日以降はおばさんが病院に居ないんだなって思うといろんな意味で複雑です。喪失感大!
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