2024年3月2日土曜日

夜の覚王山で沖縄談義

覚王山にいつものように週末一人飲み会に行きました。

二番出口を出てこの前初めて行ってみたおばんざいの店を訪れ、生ビールと刺身の小皿、豆の煮物などを頼んで人心地ついた感じ。横では北海道旅行の良さと行くべき街、場所などを熱心に解説する年配の御婦人がその隣の男性にその経験を開陳し、北海道に行くべき理由を観光大使の様に説明していました。

横でその話の内容の要点を頭の中にメモしながら今度は日本酒を追加して一時間ちょっと経過したところでサクッと会計を済ませて今度はいつもの沖縄料理の店へ移動。

豆腐餻を注文し、宮古島の古酒をロックで飲み始めたところで右隣の席に白髪の人物が登場され親しげにフロントのお姐さんと会話開始となった為、「あ、この方常連さんなんだな~」と思いました。

私自身は久しぶりに「よう」を爪楊枝でつついてハッピーモード。発酵系の食べ物でもチーズ関連に相当するものは大好きですからその他の気になるチーズ系の皿も注文してパクつきながら酒の味を楽しんでおりました。

暫くすると、隣の同年代の男性から何となく、と言う感じで私のつついていた酒のつまみの味付けに関する質問が入ってきましたので、素直に感想を述べ続けるうちにすっかり良い感じで話が盛り上がってしまいました。いろいろと話を聞いてみると、沖縄出身の方でNさんと言われるお名前。私よりも一つ年上の方でした。

話が進むうちに沖縄の現状、歴史などの話に話題が移り変わり熱い議論へ。私自身は歴史に関してはかなり知っているつもりでしたが。沖縄の人間から見た沖縄の歴史や現状認識が知れて大変参考になりました。

途中からは今まで一回も顔を見せたことの無いこのお店のオーナーさんが厨房から登場されてさらに熱く長い話へ。ご自分では「鬱」だと仰っていましたが、随分と陽気な鬱の様で楽しいお話、興味深い見解が次々に出てきて、聞いていた私としてはさらに深い知識と実感が得られた気がして何だか賢くなったような気がした晩となりました。気の所為でしょうが。

自分の仕事関係者以外の人の話を聞くのは「知らない世界」であるが故に本当に確実に世界を拡げますね。


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