そもそも人間はウイルスの事をほぼ「な~んにも」知らないと言って良いくらいウイルスの世界の奥は深く神秘に満ちています。我々が知っているのはウイルスの世界の事実の表面を引っ搔いているだけと言っても良いと思います。
世界には人間の知らないウイルスの方が圧倒的に多くて、その極々一部の能力を用いて人間の治療に使ったり、医学実験の為の遺伝子導入システム、そして薬を体内の望む部位に配る時の研究にも使われたりしています。
さて、この狂犬病ウイルス。物凄く恐ろしいウイルスで、一旦発症すると滅茶苦茶にヤバいもので恐水病とも昔は呼ばれていました。一旦発症すると致死率はぼ100%と言って良いもの。
下の地図の様に世界の中でsterileと言える国は日本を含めわずか数か国。アメリカ大陸も含め、お隣のアジア大陸もアフリカも重汚染国で、インドなどは未だに毎年7000人以上の死者が居る訳です。
日本では昭和25年から狂犬病予防法を施行して僅か数年で制圧をしました。それ以降も毎年一回の予防注射を「法」として継続的に義務付けしているのですが、最近この接種率が劇的にかつ継続的に落ち込んでいる事が知られるようになりました。産経ニュースより |
何と言うかね、もう何にも言いませんけどお前ら打たないと20万円以下の罰金なのよ?と言う話。そして狂犬病ウイルスに嚙まれたら、そしてもし自分の家のワクチン非接種犬が万一他人を噛んで発症させたら?という極簡単な想像力も欠如しているおバカの皆様。サッサと接種してください。
令和4年には600万頭の犬のうちたったの71%しか打っていないとの事。30年前の99%がここまで劣化しました。一体日本人の頭脳と倫理観はどこまで劣化していくんでしょうかね。
2 件のコメント:
グラフ見ると、5年くらいでもう既に飼い主も飽きてません?「近頃の…」というか、そもそもの辛抱が全く無いのでは。
だと思います。ワクチンが寿命を云々と言うだけではここまでは落ちないですよね。仰る通りです。
実際のところブームに乗って飼った後「飽きた」という事で義務を果たさずそのままと言う人達に飼われている犬や、老齢化に伴いワクチン代さえ出せない世代も出現してるんだろうなと思います。
国が傾くときにはいろいろなものが綻んでくるんだと思いますが、勢いがなくなった国ではこういう事もそういう出来事の一断面を見せているのだと思います。
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