2024年2月20日火曜日

何だかごちゃ混ぜの感染症群

この季節、いろんな感染症が病院内を徘徊しています。

マルクスの共産党宣言の「ヨーロッパに幽霊が出るー共産主義という幽霊である」ではありませんが、「病院には感染症が出るー新型コロナ、インフルエンザ、ノロウイルスという幽霊達である」という状況になっています。

まさにモグラ叩き状態で、ピコピコと手順良く叩いていってもアッチが収まったらコッチが噴火、こっちを収めたと思ったらまさかの方向から別のタイプの感染症がという状況で、この時期本当に厄介な状況が続いています。

幸いにしていずれの感染症においても、現在のところそれ等自身に由来すると思われる死亡者が出ていない事が幸いです。しかし、これから先もこの幸運が続くとは限りません。最大限の警戒をしていても、必ずどこかから抜け穴を見つけ出して入ってくるのが感染症の本性。その抜け穴は看護職員自身だったり、お見舞いの家族さんだったり、外を出歩いては病棟に戻ってくる患者さん達自身だったりします。

それにしても、なぜここまで各種の感染症が華が咲いたようにこの一時にやって来るのでしょうか。全くもって防御側は堪ったもんではありません。しかし、それでも継続的にかつ徹底的に防御を続けなければならないのがこの仕事の辛いところ。

早く感染症の季節が過ぎて少なくとも相手にするべき対戦相手が一つに絞られる事を心の底から祈るものです。

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