厚生労働省が行う定期的な病院に対する「監査」もそのような病院側の準備を促す要件の一つではありますが、それ以上に釈迦の一般的な要請として何らかの倫理的、社会的問題等に対応する為に作られるコミッティーも幾つかあるのです。
ところが、これらの委員会の多くは「小・中規模」の病院においてはかなりの割合で形骸化している事が多いのです。例えば各種委員会での問題への対応法やその形態がが策定されたのが初回の一回目のみで、それ以降にそれらの対応策への改善や改変が組込まれた形跡が無いことなども良くある話。
委員会設置当時の文言策定に携わった人間の名前が書き込まれている最初のほうのページを読んでみると、そこに書き込まれている居る人間が既に半分以上病院に居ないとかいうかなりブラックな状況があったりします。
要するに対外的に「うちはちゃんと検討してます~!」というカタチを見せるためにだけ存在をアピールしているようなもの。これでは正直全く意味がありません。厚労省の監査を通過する為だけの名目だけの条文と委員会。まさに「為にする」だけの存在。
尤も、厚労省自身が働き方改革の錦の御旗を大きく振りつつも己はもっともブラックな働き方をしているという謎の組織ですけどね。w
何はともあれこのような組織の存在は患者さんと職員の為にあるもの。実際に直近ではパワハラへの対応が「ついに」リアルなアクションとして発動し始めたらしく、形骸化していた委員会の一つがある人物の決断のもとにその真の役割を果たそうとしている様子。
あっても意味が無いものに労力を注ぎ込まなければならないような「徒労」は誰にとっても避けたいものです。全方位で無意味ですから。
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