2024年2月16日金曜日

アメリカの家の部屋の壁塗り

アメリカの我々の家に住んでくださっている日本人女性のお話は以前ここに書きましたが、やっぱり特別な女性が居ると家がきれいになりますね。

今でも、この方にお貸しして良かったと心の底から思うのですが、その最大の理由が「奇麗好き」という点です。デザインセンスのあることは以前書いた通りですけれど、お仕事がpaintingという事もあって我が家の「いけてない」壁の色を次々と塗り替えてくださるのです。

しかもそのクオリティーが驚くレベル。まさにプロの仕事という奴でして、本当はお金をお支払いしなければならないのですが(私が知る限りpaintingのお仕事に対するお金はアメリカは非常に高額!)、我々の方で「自由に色を変えていただいて結構です」という条件だけをお話ししたところ、驚くほどのクオリティーで次から次へと美しく仕上げてくださるのでした。

今回も家のエントランス・ホールの壁を奇麗にして出さっている写真が嫁さん経由で届いたのですが、仕上がりの品質に( ゚Д゚)。先日のキッチンの戸棚の塗り替えと併せて「やっぱプロは違うよね」と心の中で納得させられました。

私自身もアメリカの家に引っ越した後に何部屋分もペインティングした経験はありますが、自分の雑な性格もあって端っこのほうのトリムやエッジの所の塗り方は本当にムラがあります。いわゆる仕上げが96%位のところで終わっちゃってる感じなんですね。

そういう所がプロに全く勝てない素人の性。そしてペイントを数部屋して解ったことは幾つかあったのですが、まずそれが異様に重労働であるという事。上を見た状態で手を動かし続けるというのはまさに筋トレそのもの。そしてその重労働の上に降りかかってくるのは有機溶剤の強烈なにおい。正直なところ三日続けてやっているとその次の朝に部屋に入って作業の続きをやろうとすると気持ちがめげる程の鼻をつく臭いと頭痛がやってきます。

そして一番辛いのが下地塗り。コレをしていないと仕上がりの色の発色が全く違うのです。上から色を幾ら濃く塗ったところで下地(プライミング)をしていなければ全く作業の意味が無い程の差が出ます。しかし、その上で仕上げの色を塗ってみた所「思っていたのと違う…」という事になって、その疲労感はただならぬもの。orz

今回の仕上がりの素敵さを見て再び「職人技」の仕上げレベルと素早さに御見逸れした次第でした。

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