2023年10月26日木曜日

地下アイドルという謎の世界

今日は病院の職員さん達に100人以上インフルエザ・ワクチンを打ったのですが、その時ある看護師さんから終わった後にある誘いを受けました。

ショットを終わった後に娘と同じくらいの女の子に「この前言ってた地下アイドルの事ちょっとネットで見てみたけど何だかいろんな意味で凄いね。w」と話しかけました。実はこの女の子、いわゆる地下アイドルの「押し活」で週末を過ごしているらしいのです。

実はその子の居た病棟をある患者さんの処置で偶々訪れた時に「先生、私今週末は地下アイドルの押し活で過ごしてるんですよ~!」と何だか楽しそうに言ってくるのですが、言葉としての地下アイドルというのをネットでチラチラッと見ることはあっても、それ迄はそれが何かまでは調べずに、オジサンに有りがちな勝手な推測で「凡そ売れない女の子達が小さな劇場なんかで繰り広げるサブカルの世界」という様に思っておりました。

それでも、病棟でその女の子が「先生!見てください!!」といって、奥のステーションに走って行って自分のスマホの画面をスワイプして、今までにその押し活で撮った「押している」地下アイドルの女の子の写真の数々を次々に見せてくれたのですが、何ともオジサンにはなんと返答していいか良いのか解らない月の裏側の世界。w

私から見ると、ケバケバしい衣装に身を包んだ派手なメイクの女の子の猛烈に近くで写真を撮っている事は良く判るのですが、正直それが良いのか悪いのかも全く判断がつきかねるキワモノにしか見えません。

曲を聞いたことも無いのに好きかどうかとか言われてもねえ~という感じでしたが、その時はそれでお終いでした。

しかし数日後に家でPCを触っている時にちょっとその時の事が気になったので、地下アイドルというものをちょっと検索してみると…出るわ出るわ。名古屋のような大きな都市にはそれなりに大量の地下アイドルというべきアイドル予備軍が沢山いて、それに人気の順位などもごく当然の様についていました。

更には地下アイドルよりももうちょっとディープな地底アイドルというのも存在しているようで、このレベルになると自分の持ち歌じゃない歌を歌ったりしている云々等と記述されています。もう、このレベルになると私にとっては月の裏側どころか土星の地下3000メートルくらい意味が解らない世界なのですが、それでもちょっとだけサブカルの一面を見た気にはなりました。

さて、冒頭の話に戻るとその看護師さんの誘いというのは「先生!私が先生の分のチケットも買いますから一緒に応援しに行きましょう」というもの。それを内科の看護師さんたち全員の前で言うような変わった子なのですが、その眼は真剣そのもので、私は何と答えていいか全く思いつかず、ただただ「う、お、うーん、はいはい」という感じ。

返答のしようもありません。w

名古屋の大須ではそう言えばこの前商店街の中を歩いていた時に、数人の若い女の子達が30人位のオジサンやオタク風の青年達の前で一生懸命踊っているのを遠目に見たのですが、押し化したらアレがそうだったのかも?と今になって思い返したのでした。

今度、意味も無くコッソリ一人で行ってみるか?とも思ったのですが、私にとってそれはバンジージャンプをするよりも勇気の要ることなのでした。

0 件のコメント: