2023年10月11日水曜日

将棋星人交代!

やってくれました!

京都で行われていた王座戦でのAIの示す勝率は1%等と書いてあった藤井7冠の第四戦が劇的な形で突然終了。地元瀬戸の人達は上を下への大騒ぎです。瀬戸駅の前では号外が配られ、それも一瞬で消滅したようですが、それも当然でしょう。

我らが初代将棋星人たる羽生先生が7冠を達成したのが1996年。遂に羽生先生超えの8冠が出現しました。当時は7巻で全巻制覇でしたが、今はそれが8に増えています。一体何のタイトルを持っているのか覚えきれないほどですが、王座以外にも「竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖」も持っているという気が遠くなるような強さ。

前回は宇宙から将棋で地球支配の決戦を挑まれたらその地球側代表は何が何でも羽生先生でしたが、2023年にもし宇宙から将棋星人が攻めてきたら確実に地球代表は藤井先生です!

師匠の杉本先生もこんな恐ろしい強さを持った弟子を持つと大変だろうなと思うんですが、最近買って読んでいる杉本先生の「師匠は辛いよ(藤井聡太の居る日常)」というのを読んで、その日常がどんなものかよく見えました。超天才を弟子に持つ天才の苦悩は凡夫のそれと余り変わらないようで。w

21歳のこの青年。愚かなオジさんは将棋連盟が一年に創出する賞金の何割を独り占めしているんだろうかとついつい気になってしまいます。これからも確実にそして直ちに内閣総理大臣顕彰授与されるでしょうし、紫綬褒章なども将来的には送られることでしょう。まあ、彼はそんなことなど歯牙にもかけないでしょうが。^^

記憶によると羽生先生は167日で7冠の一つを落としていますが、その恐ろしい強さを持ってしても凡そ半年で全冠制覇からは陥落。何と言ってもその対戦は防衛戦の殺人的なスケジュールによって忙殺状態になるでしょうから、体調管理、体力の維持など単純な棋力のみでは測れない要素なども絡んでくることでしょう。

直後に頭を掻きむしってその失着を悔いた永瀬王座ですが、それでもその強さは杉本師匠をして逆であってもおかしくなかったと言うレベルのもの。これから8冠維持の為の全ての対局で優秀な先輩、同年代、そしてこれから藤井8冠の幼い頃を彷彿とさせるような若手が登場して彼に襲いかかってくることでしょうからこれまで以上に藤井先生は大変なことになってくるのでしょう。

果たしてどの程度8冠という恐ろしい名称を維持し続けられるのか…。外野のオジさんの興味は尽きませんが、彼は近所の英雄。長い間その脅威の棋力で粘り続けて欲しいと心の底から祈るのでした。


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