2023年10月21日土曜日

ライド・シェアの導入

日本のニュースで「深刻なタクシー・ドライバー不足」の事が報じられていました。

なんでも、2019年からの4年間でコロナ禍を経て6万人ものタクシー・ドライバーが減少したといいますから、コロナのパンチは日本の運輸業の形態まで変えてしまったことになります。現在の総ドライバー数は26万人程度なのだそうですが、車はいつも余っている状態で運転手の平均年齢の情緒がすごいみたいで、還暦ドライバー以上と言うのがどこも半数以上と言う感じのようです。

個人タクシーの年齢制限と言うのが75歳らしいのですが、これを80歳!にまで上げてドライバー不足の一助にしようとしているらしいのですが、なんだかもうただの焼け石に水としか思えないのは私だけですかね?しかも、間違いなく「危ない」でしょうし。自分の親父世代周辺の人間がどういう動体視力や反応性を保持できているのか知っているだけに怖いなと思う事多々です。

実際に時々しか使わないタクシーでも、乗ってみたら明らかに高齢者だな~と思えるドライバーさんだという事が多いことからも運転手の高齢化は進んでいるんだろうなと言う実感があります。

そこでニュースでつないでいたのはライド・シェアの解禁。アメリカでは私が現地に居た頃から大学単位のものも含めて極フツーにされていたので、結局は法律の縛りとトップの決断次第という事だと思います。

一番の問題は万一の事故が起きた時の保証やライド・シェアで起きないとは限らない暴力やレイプ絡みの事件に対する対応でしょうか。日本ではどうかなと思いますけど、乗る車が軽かメルセデスかによっても安全に対するマージンの差が価格差に出てきても良いような気もしますし、運転手の評判も当然乗った人の接客経歴としてお客さんから後で評価されるLyftやUberやシステムの間借りで十分対応できると思いますけどね。

日本ではGoタクシーを使っている人が多いんでしょうけど、田舎に住んでる親父に聞いたところ朝の9時に迎えに来てくださいなんて言ったところで「そんなの無理です」と、まるでこちらが無理筋の事をお願いしたかのような返事をされて驚いたとのことで、田舎のような過疎化が進んでいるエリアでは間違いなくこう言った事が当たり前で、そのうちバスもタクシーも走らないエリアだらけになってくるんじゃないかと割と真面目に思ってます。

縮んでいく国ではその途上で、平成までの常識では考えられなかったようないろいろな不都合が起こりそうですね。

自分が生きているうちには見るのが怖いような変化だと思います。

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