これは世代格差ではなくて単に世代の差、ズレなんでしょうがやはりこちらがギョッとしてしまうような事を「当然」知らない世代が同じ職場に居ると「俺も年寄りだよな~」と一人笑ってしまいます。
今回の衝撃は74歳という若さで亡くなられた谷村新司さんの件。今月8日に亡くなられていたとの事でしたが、このニュースが速報でナース・ステーションに流れてきた時の事でした。私自身が休憩中で、ベンチに座っていたところLINEの通知音。何気に開けてみたところ私にとって衝撃的なニュースであった谷村さんの死が伝えられていたのでした。
思わずナース・ステーションで「谷村新司死去って!」と言うと周りにいた40台前後以上の看護師さん達からは一斉に「え~~~っ!」という声が上がりました。その後も医療関係者らしい会話が続き、死因に対するいろいろな疑義や質問が私のほうに返ってきたのですが、それらの内容に関しては全て憶測の繰り返しであって、ここに書くような事ではありませんし。
その後、中心静脈栄養のルートを入れる為に別室に移って仕事をし始めたのですが、その準備の時に私の補助に入ってくれた若手の看護師さん達(共に20代)に「谷村新司っていう人知ってる?」と恐る恐る聞いたところ、本当に申し訳なさそうな顔をして「済みません、知らないです…。」と消え入りそうな様子。
私は追っかけで「じゃあ、当然アリスっていうグループも知らないよね?」と言ったところ、やっぱりの反応。そこで「24時間テレビのサライは知ってる?」と聞いたところ「あ、それは知ってます。谷村さんが歌を作ったんですか!」と言う話になりました。その時の加山雄三との即興での制作余話などを話したところであんまり解らないだろうし記憶にも残らないだろうと思って、それ以上の話はしませんでしたが、親子の歳の差はやはり情報の断絶と言う形で出てきますよね。当然ですが。
それにしても、我々が高校・大学生のころなどもラジオで軽妙な下ネタ披露で大笑いさせられていたころを知っている我々にとっては谷村新司と言う人物は歌い手と言うよりも話の達人と言う側面を強く印象付けられている人と言う感じが強いですね。
まあ、その人物像に関する個人の印象と言うのはその人の体験に基づいていますのでこういったバリエーションは仕方ないところでしょうが。
心より御冥福を祈ります、と思っていたところで財津一郎さんがお亡くなりになっていたことが報告されました。こうい訃報の積み重ねもやがて我々の年代に近づいてきて、やがては己の順番になる日が来るのですよね。
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