2023年10月16日月曜日

昭和の子供の成れの果て

何時までも歯の治療をしています。

いつも思うんですが、昭和の子供の成れの果てというのは俺のことだなと思います。歯の磨き方を両親に習った覚えもないし、歯科検診でも普通に歯科医師は学校の体育館に集めた子供達の歯を同じ道具で弄り回していたのをはっきりと覚えています。今となってはまさに虫歯の元を子供から子供へ回していたようなものですね。

何回か自分の歯のことに関してはブログにも書きましたが、小学生の頃にソーダ・ガムの一気食いをして以降私の歯はもうボロボロ、近所の歯医者さんも下手糞で、詰め物は頻繁に外れていました。

しかし、私の周囲の子供達を含め虫歯がゴロゴロある子供というのは極標準的で、私が検診で幼稚園に行った時に診るような平成後期から令和の子供達というのはもう滅茶苦茶に歯が綺麗で、虫歯がゼロの子と言うのも全く珍しくありません。これも既に書いたことですが、その中で虫歯が沢山あるような子は200人位の子供達の中で数人。

園長先生によると、そういった子供達の家庭環境というのは通常何らかの大きな問題を抱えているような家庭なんだそうでして、じゃあ昭和の頃の家庭は?と言う話になりますが、あの当時は歯科の公衆衛生というものは実に惨めなレベルでしたので、今の家庭とは違って当時は普通の家庭でも口腔衛生の平均的レベルは極低いものだったと思います。

テレビでも出てくる歯磨きと言えばデンター・ライオン程度しか覚えていません。後は「りんごを齧ると歯茎から血が出ませんか?」というCMですかね。これもデンター・ライオンみたいです。あとは中原ひとみさんが御家族でホワイト&ホワイトに出ていた方々ですね。確か息子さんは新型のフェアレディかなんかに乗っていてお亡くなりになったと昔FRIDAYで読んだような…。

少し脱線してしまいましたが、何れにしても年がら年中少しずつ歯の治療をしては歯医者に行き、クリーニングをしてもらったり問題を発見してもらっては治療したり。なんとも歯科医院と縁を切る事はできませんね。

とは言っても病院における健康診断と同じで、歯科医院も己の口腔衛生とその延長線上としての健康維持には必須のシステムですから、縁を切ることなどあり得ませんが。

先日九州に帰った折に親戚の広島の叔父さんが言っていましたが、昔は8020(80歳で自分の歯を20本)なんて1%も居なかったけど、今じゃ下手すると半分はおるんじゃないか?との事ですので、時代は変わるもんですね。

歯医者さんてこれから保険診療のみでやっていけるのかな???

0 件のコメント: