2023年10月25日水曜日

謎の犬の謎が解けた!

今日、午前中の診療が終了して病院から一旦外に出たところでいつも散歩をしている男性とすれ違いました。

この方、恐らくい引退しているくらいの年齢の方なんですが、時々この病院の周辺をヨーキーを連れて歩いているのを見かけていました。時にはすれ違いざまに「こんにちは~」程度の軽い挨拶・会釈はするのですが、アメリカに居た時と違って見知らぬ人とそれほどフレンドリーにしないのがこの国のフツー。

と云う訳で今まではその程度だったのですが、今日はちょっと趣向を変えました。それは簡単な理由で、歩いていたヨーキーが恐らく右前脚の関節炎をおこしているのか、脱臼を起こしているのか上手く歩けない状態で、いわゆるヨタヨタだったのです。

思わず声をかけて「お幾つですか?」と声を掛けたところ、スッと立ち止まって下さり破顔一笑「あと二月で18歳です!」とのお返事。「えー!長生きですね~。私の所もほんのこの前まで16歳半のヨーキーが居て恐らく肺癌で亡くなっちゃったんです」と言ったところ「いや~、うちの子も本当に最近は老いてきちゃって、こんな風にしか歩けなくなってしまってですね…」と、優しい目で我が子を見ておられました。

その時、私は何時もこの病院の前を散歩されているもう一人の70代後半位のお婆ちゃんの連れている元気なヨーキーの話をしたところ。「あ~、知ってます、知ってます~」と直ぐに共通の目撃談に話が咲きましたが、ここからが意外な展開。

私が「この前、あのオバちゃんに犬の歳を伺ったら19歳!って言われてたんでビックリしましたよ」と話したところ、大笑いされて「あ~、あのオバちゃんね。もう、いつ聞いても年がバラバラなんですヨ。恐らく、どの数字も当てずっぽうで毎回違ってるんです。笑」という感じ。

「いや、あの見掛けで19歳とか。5歳って言われても信じるレベルですもん」と説明してくださって、その実感に私も強く同意。(あのオバちゃん、もしかして…認知症か虚言癖でもあるんか…)と言う自らの心の声でオバちゃんの語る話の筋が見えてしまいました。orz

いやあ、どう考えてもあの跳ね回り具合で19歳は無いんじゃない?と思っていた小さな疑いの炎は急速にその火種から消えたのでした。

まあ、そんな事は些事ではあるのですが、久しぶりに己の家にいたSpookyを思い出したのでした。もし生きていたらこの31日に17歳!になる筈だった我が息子。死んだ子の歳を数えるという気持ちが何となくわかった気がしました。

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