2023年10月6日金曜日

いろいろと見える現実

やはり昨日の作業疲れだと思うんですけど、起きたのは10時半頃でした。

家の片付けをしていて考えたのは親父は几帳面な人間で、今でも自分の部屋や他の部屋は「整頓」はよく出来るのですが、一度でも体力や気力の限界を超えると、一旦モノが溜まり始めた部屋に関しては「気力が失せる瞬間」というものがある様です。

それでも、今回の大掃除でかなりのモノを掃除しましたので、恐らくはこれからはそういう事態にはならないものと思われます。何が何でもこれからのクリーンさを保とうとするのであれば、一年に一回ほどは私自身が実家に行ってスクリーニングを行うか…というところですが、この点に関しては昨日も手伝ってくれた親戚の叔母さんに時々電話連絡を入れて「家の様子はどう?」と言う電話を入れることにしました。叔母さんの方も二つ返事で「良いよ~、直ぐ教えちゃるワ」と笑顔で応えてくれました。有り難いものです。

さて、今回の宮崎訪問では実は身体障害者の弟が入所している車で30分ほどのところにある施設を家族全員で訪れました。生まれた時に臍帯巻絡という状況で脳性小児麻痺になった弟ですが、その影響でてんかんを持っており更にそれに対応する古いタイプの抗てんかん薬の長期服用で骨粗鬆症も発生しており、骨折し易く何度か骨折をして今は車素手生活しています。数年ぶりの再会でしたが施設の方々がほぼ全員で弟の周りに集まってきて来訪を歓迎してくださいました。全員に一人ずつ日頃の副理事長、施設長、その他日常のケアをして下さっている方々に心からの御礼を述べさせて頂き最後に施設の方々が写真を撮ってお別れ。最後の瞬間は弟と名残惜しい別れで少し目頭が熱くなってしまいました。

この後、家に帰ってからは一段落ついたとは言え細かいところではまだまだフィニッシュしていない部分を終わらせるために、小さなボックスに入った細々としたものなどをゴソゴソと手で仕分けしていきました。それが終わり一段落したのがもう午後四時前。施設でショートステイをしていた母親がワゴンに載せられて初めて帰ってきました。

車から降りてきた母親は相変わらず「一見」元気で愛想を振りまき会話を愉しんでいるのですが、もう何というか究極の記憶能力低下状態。そもそも3分前に話したことを思い出せません。orz
家を訪問してきた人達は「どこが悪いんかね?」等と話すこともあるようなのですが、話せば話すほどその記憶の欠落は明白。何で来たのか?表に停めてある車は誰のものか?次女と長女の名前の記憶が出来ないという状況で同じ質問を繰り返すばかり。極めつけは嫁さんに「あんた誰やったかね?」との質問。もう血管性認知症の臨床症状としては完全体です。

長谷川式簡易知能評価スケールでは今年の二月に21/30で、軽度から中等度に入ろうかというレベルの認知症だったようですが、これからどうなりますやら。親父のストレスも大きいことでしょうが、おそらく今後一ヶ月程度で施設入所が可能になるという包括ケアマネのお話でしたので、親父のストレスも減ることでしょう。

一年一年が勝負となるような年齢ですから仕方ありませんが。

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