2023年4月28日金曜日

目をつけられるヤバい先生

自分の勤める病院にヤバい先生が居ます。

どういうヤバさかというと、精神疾患を疑われ精神科を訪れた…というか実際には警官からパトカーに乗せられてやってきたり、役所の人に連れられてやってきて入院の要否を判定される段階というのがあるんですが、そこで何度も問題を起こしているのです。

どういう問題かというと、患者さんとその家族、そして警察官や役所の人が居る前で起こってパイプ椅子を蹴ったり怒鳴ったりして役所や保健所から苦情が入ったというものです。警察や役所の人間も好きでやっている訳ではないわけでしょうから、眼の前でそうやって粗暴な行為をする精神科医を見たら「どっちが患者?」と感じることもあったのでは無いでしょうか。

そんな現場が果たしてあったのかと俄には信じがたいところですが、「日頃のあの先生の態度」からすれば無いとはいえないな~というところがあるのも事実。それくらいのことならやりかねないというところです。この先生、そのようなことを繰り返しているせいでここ数年いろいろと自分の存在する場所を狭め続けているのです。

このパイプ椅子蹴り上げ・怒鳴り散らし事件のあとに事務長に呼びつけられた後、今度は院長にも呼びつけられ、理事長にも呼びつけられて何度も何度も厳重注意となったのでした。曰く「今度同じ様な案件に対して同様な行為が為されたら云々」という注意を受けてしょぼくれ返る始末。

自縄自縛というのは当にこの事なんでしょうが、治らないですね。本当に彼は治らない。

そういう「困ったちゃん先生」を見て、傲岸不遜になったら人間終わりだなって思いつつも医者の中には勘違いしている人間が一定の割合で居るなとも思ってしまうのです。日々反省。自分が何者なのかを弱い立場の患者さんを見つめながら何時も考えてしまうのでした。


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